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第5話:黒髪巨乳お嬢様と猫とつるぺた天才少女

 暴走車から救った腕の中に居る一人と一匹へ視線を向けると、見知った顔だった。


「翔君! 大丈夫だった?って……久凪くなぎさん!?」


 駆け寄って来た真白がびっくりした顔で、俺が現在進行形で抱きかかえてる人物を見る。


「真白、久凪さんと知り合いだったの?」


「うん、オリエンテーションで一緒の班なんだ、ってなんで優希君が知ってるの?」→翔君


「「入学式で隣になった(なりました)」」「ニャ―ゴ」


 見事にハモった、ついでに猫も相槌を入れてくれる。


「それにしても、無事で良かったよ……」


「すまんが真白、手を貸してくれ。急に抱えたとはいえあんまり女の子にべたべた触るのは良くないし」


「わわっ、そうだよね!」


「ありがとうございます、あれ?立てないです。それに、ここはどこでしょうか?」


 どうやら腰が抜けた久凪さんを、とりあえず座らせる


「えぇ~ここは俺の地元で藤霞ふじかすみ駅前の信号なんだけど。久凪さんこそどうしてここに?」


「私は……私はどうしてここに居るんでしょう?」「ナーゴ」


「何でそこで疑問形なんだろう……」


 ともかく無事で良かったと思い胸を撫で下ろしてると、檸檬たちが駆け寄ってくる。


「翔大丈夫!?」


「おいおい大丈夫か!?」


「今のナンバーは控えたからね!」


「これは~ちょっと~許せないですなぁ~」


 にやりとした蕾が、鞄からノートパソコンを取り出して、座り込むと目にも止まらない速度で指を躍らせる。


「すごっ……」


「やばっ」


「あーこれは、相当おこってるねー」


「久しぶりに見ました……蕾ちゃんのハッキング……」


「「「ハッキング!?」」」


「そそ、蕾ちゃんは、おねーさんが働いてる場所での防衛ハッカーだっけ? それのお手伝いをしてるんだ」


「へぇ……それって、俺達が聞いて良かったの?」


「ん~だいじょうぶだよぉ~一応、広報にも名前乗ってるしぃ~」


 どうやら作業が終わったらしい、そのままパソコンをしまい立ち上がる。


「終わったの? 蕾ちゃん?」


「うん~この周囲にある~防犯カメラの映像とぉ~GPSを組み合わせてぇ~位置情報とぉ~違反時の映像をおねーちゃんに送ったよぉ~これで警察も動くし~翔の仇は取ったよぉ~」


 死んでないよ俺……


「そうなんだ……」


「相変わらず、すごいねぇ~」


「ふふふ~褒めるがいい~」


「えっとそれで……久凪さんは何でここに居たの?」


「太郎丸が逃げちゃったんですよ!」「ニャ―ゴ」


「そうなのね……それで久凪さんの家はどこかな?」


「えっと……どこでしょう?」


「住所は?」


「朝日台町です……」


「朝日台町って……遠くね?」


 むしろ今俺達の居るところから、逆までありえるよな。


「えぇ。ですので太郎丸の定期健診で、鳴海なるみと一緒に来たのですが……」


「それでその鳴海さんは?」


「どこでしょう?」


 俺に聞かれても……


「そうだ、スマホはどうかな?」


「スマホ?」


「うん、持ってるよね?」


「これ?」


 久凪さんが出してきたスマホは、充電が切れていた。


「充電切れかぁ、どうしよう今日はモバイルバッテリー持ってきてないんだよな……」


「わたし~モバイルバッテリ~もってるよぉ~」


「ナイス蕾、借りていいか?」


「いいよ~」


 充電器モバイルバッテリーを受け取り、久凪さんのスマホに充電する。


「よし、これで」


「――――くぅ」と可愛らしい音が響いた。


「はうぅ!!」


 その音で真白が林檎になってしまった。


「すみません……」


「そういえば腹減ったな……」


「でもどうしよう、猫ちゃん居るし」


「それならテイクアウトで良くね?」


「そうね、それで公園で食べましょうか」


「じゃあ俺買って来るよ」


「雨音、良いのか?」


「任せろ、とゆうかこんなに多くの女子の中に、俺は居れない」


「仕方ないわね……私も手伝うわよ……」


「すまん瞳、助かる」


「あーはいはい、早く行くわよ」


 そうして二人が昼食を買いに行った。


「それじゃあいつまでもここに居ても邪魔だし……近くの公園にでも行こうか、二人には場所を送るし」


「そうだね、じゃあいこー!」


「久凪さん? そろそろ立てますか?」


「あっ、大丈夫です。えっと……」


 真白が久凪さんを立たせながら答える。


「柊 真白です、同じクラスなんですけど……」


「その友達で同じクラスの~長谷川 蕾だよぉ~」


「すっすみません!」


「あはは……久凪さんすぐ帰っちゃったから、挨拶がまだでしたし」


「すみません、太郎丸の事が心配で……」


 そう言うと久凪さんの腕の中に居る太郎丸が「うにゃぁ」と鳴く。


「仕方ないですよ、猫ちゃんが心配なのはわかりますから」


「ね~猫ちゃんかわいいもんねぇ~」「にゃおん」


 太郎丸の頭を撫でながら蕾が答える。


「私も! 撫でていい?」


 まるで猫の様な感じで太郎丸に檸檬も突撃して、久凪さんに群がる。


「おーい……いくぞー」「にゃにゃ!」


 3人にもみくちゃにされて、限界になった太郎丸が飛び出して俺の頭に乗ってくる。


「おっと……どうした?」「なーご」


「あーずるい翔! 私も乗せたい!」


「はわ……凄いです……太郎丸さんも翔さんも」


「凄いねぇ~」


「わたしも、頭の上に乗るのは初めてみました」


「なーご」


 頭の上に乗った太郎丸が早くいけと言っている……ネコ語はわかんないけど。


「じゃあ皆行こうか」


「「「「はーい」」」」

作者です。


本日も読んでいただきありがとうございます!

もし良かったら☆やいいねをくれると嬉しいです!!

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