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徒然異世界日記  作者: えつお
異世界のホームに戻ってきました
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列車で再びイーサンに戻ってきた後はその足でイーサンにある大学へと向かった。

人工血管と魔管を保管させたもらうためだ。

病院ではきちんと長期間にわたり保管する場所がないため不安があるからとハッシ先生が大学の生物研究所を紹介してくれたのだ。

1日2日ならば病院の保冷庫でもいいそうだが、他の薬品なども入れているので、何かミスがあるかもしれないし温度管理も不安定になる可能性があるとの事だった。


王都に行く前に大学にも挨拶に行き協力を取り付けてあるし、保冷庫の使い方や鍵も預かってきている。

今回の移動は、48時間は中の温度が変わらないように調整された特殊な保冷バッグを使って運んだのが、これがものすごく重たい。たぶん20キロ以上はある。しかもそこそこの大きさで70センチ立方体くらいの大きさがある。

私1人で持ち運ぶのは無理だったので、ミイちゃんが背負ってくれることになった。

保冷バッグを背中にくくりつけたミイちゃんはランドセルを背負った小学生のようで可愛い。


「ミイちゃん、重たいでしょ。ごめんね。」


「このくらい全然平気だよ。気にしなくても大丈夫。」


「お礼に朝ごはんは豪華にするからね。」


「私南瓜のスープがいいなー。」


「任せて!」


お話をしながらゆっくり歩く。


王都の駅まではミルヒさんが運んでくれたのだが、イーサンの駅から大学まではミイちゃん頼みだ。

大学は駅から30分くらい歩いてくらいのところにあるので結構な距離だが、ミイちゃんは本当に平気そうにスタスタ歩いている。

アオも隣で「僕も運べるよー」と言っているが、体力的な問題よりも体型的な問題で難しそうだ。

申し訳ないけれどミイちゃん1人に頑張ってもらうしかない。


ようやっと大学に着き生物研究所の保冷庫に予定通り人工血管と魔管をしまうことができた。

血管と魔管は培養液に浸かった状態でカチカチに冷凍されていたのだが、王都の研究室を出た時の状態と変化はなさそうで一安心だ。

使う時は保温庫に移して35度まで温めてから使う事になる。


無事移送出来たことに安心すると急激に眠気が襲ってきた。

今回は緊張のせいか列車の中での眠りが浅かったみたいだ。

とりあえず家に帰って朝ごはんを食べてからお昼寝しよう。

かぼちゃのスープを作らなくっちゃね。

かぼちゃは茹でて潰してペーストにしたものを冷凍してあるので、すぐに作ることができる。

ついでにかぼちゃの入ったパンケーキも焼いて南瓜尽くしにしようかな。

ちょうど今は日本で言う秋の味覚が旬の時期でミイちゃんの好物がたくさん出回っている。

アオが好きなのはビールと鶏肉なので旬は関係ない。夜は唐揚げでも作ってあげようかな。


ちょっとした達成感を胸に私たちは家に帰った。


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