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私がもらった家は2LDKの平屋の小さなお家で、こじんまりとしているが白で統一された家具が過不足なく置かれた綺麗な家だった。
リビングにはソファとテーブルが置かれ、部屋にはそれぞれベッドとドレッサーが備え付けられている。
クローゼットを開けると麻や木綿の洋服が10着ほど用意されており、キッチンには冷蔵庫もあり、ちょっとした野菜や果物がはいっていた。浴室もあり、浴室の手前には洗濯機らしきものもある。
生活するには十分な設備が整っていて、一安心だ。
ミイちゃんがそれぞれ使い方などを説明してくれる。
「私はこれからどうしたらいいのかな、ミイちゃん?」
早速キッチンでお茶を入れながら訊ねると、ミイちゃんがソファにぴょんと飛び乗ってしっぽをぐるぐる回す。
すると少し強めの風が吹き、一枚の紙がテーブルの上に現れた。
「この書類を持って、お役所に届出を出さないかなくちゃいけないの。そうしたらここの住人だって認められて仕事したり旅行したり色々できるようになるわよ。」
書類を見てみると紹介状のようなものらしい。
こういうシステムがしっかりしているならば、治安なども悪くないだろうし住み良いのではないだろうか。
私は少しこれからの生活に思いを馳せた。
外を見ると暗く今は夜のようだ。
色々あって疲れたので今日はもう休ませてもらう事にしようとミイちゃんに浴室を案内してもらい、軽くシャワーを浴びてからクローゼットの下着と綿のワンピースをお借りしてパジャマ代わりにした。
浴室は可愛いタイル張りで小さめの猫足のバスタブとシャワーが付いており、お湯の調整はハンドルで行うタイプだった。
シャンプーや石鹸なども備え付けられていてとても快適だ。
ドライヤーもあり、しかもコードレスで軽くとても使い勝手が良い。
おやすみなさいとベッドに入ると、ミイちゃんもするりと布団に潜り込んできた。
自分以外の体温にほんのり癒されながら私は早々に眠りについた。