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徒然異世界日記  作者: えつお
異世界の王都にきました
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王都最後の夜はミイちゃんとアオのリクエストで、アオの成長のお祝いと王都のお疲れ様会をネモフィラ亭で行う事となった。


せっかくなのでミルヒさんとリンドさんにも声をかけたところ、忙しいだろうに、是非参加したいと言ってくれた。


前もって女将さんにその旨を伝えて、料理をお願いすると「任せときな!」と胸を叩いてニヤリと笑った。

あ、なんか今ジブ◯のアニメの映像が浮かんで消えた。ドー…(自主規制)

今日に限って太めのおさげなのがいけないのよ。



夜になってみんなが集まったところで、僭越ながら私の挨拶から宴会は始まった。


「えっと、今日は来てくれてありがとうございます。


ミルヒさんには色々なことを教わって、相談に乗ってもらって、お仕事の邪魔だろうに嫌な顔もせず相手をしてくれて、本当に感謝しかありません。どうもありがとうございました。ミルヒさんとはもっともっとお話ししたかったです。お仕事忙しいのは重々承知していますが、これからも頑張ってください。


リンドさんは王都の素敵な場所とか美味しいお店とか教えてくれてとても助かりました。ミイちゃんやアオのことも私がいない間気にかけてくれていたみたいで、おかげで自分のやりたい事を思う存分することができました。疲れていてもリンドさんの明るい笑顔にいつも癒されました。一番最初に会った王都の人がリンドさんだったからこんなに王都のことが好きになったんだと思います。本当にありがとうございました。


そしてアオ、成長おめでとう。すごくかっこよくなったよ!アオとお話しできるようになって私もほんとに嬉しい。今までの分もたくさんおしゃべりしたいです。これからもみんなで色々楽しいことをしようね。でもまた成長しそうな時は前もって教えてくれると嬉しいです。


ミイちゃん、ずっと私のそばにいて見守ってくれていてありがとう。ミイちゃんがいなかったら、毎日もっと辛くて寂しかったと思う。

ミイちゃんがいなかったら、この世界の今の私はいなかったと思うくらい大事な存在です。

本当にありがとう。これからもよろしくお願いします。


それでは、今日は私からみなさんへのお礼と感謝の気持ちを受け取ってもらえたら嬉しいです。


乾杯!」


「カンパーイ!」


校長先生の挨拶ばりに長くなってしまったけど、お酒を飲んで言い忘れたり伝えきれなかったりするのが嫌なので、最初に思いの丈を全てぶちまける方針にした。


ミルヒさんとリンドさんは真面目な顔で聞いていてくれたけどミイちゃんとアオは料理に目が釘付けだったよ…

挨拶中に次々と運ばれてくるんだから仕方がないか。

2人とも空気が読めそうで読めないんだから。


飲み物はミイちゃんだけが深皿に入ったブドウジュースで私達はビールだ。

アオも細長いグラスに注いだビールに長くなった嘴を入れて器用に飲んでいる。


「この苦くて香ばしいのが美味しいんだよね!」


そんなふうに思ってたのかー。

今まで私は瓶で飲んでたから舐めるくらいしかできなかったもんね。



まずはベビーリーフにモッツァレラチーズとスライスした林檎と生ハム、その上に削ったホースラディッシュが散らされたサラダ。

林檎の甘さとハムの塩味にホースラディッシュのピリッとした辛さが組み合わさって絶妙だ。


次にエビと枝豆の春巻き。薄い春巻きの皮がパリパリと軽い食感で軽く塩が振ってある。断面もエビのピンク色と枝豆の緑が色鮮やかで目にも楽しい。


タコとブロッコリーのアーリオオーリオはにんにくの風味が食欲をそそるし、ビールがすすむ。


宴会定番の唐揚げもある。

ネモフィラ亭の唐揚げは下味が味噌ベースで、他の店の唐揚げに比べて味も優しくて肉がしっとりしている。


アオが首を伸ばして「それも食べたい!」と言ってきたのでお皿に一つ取ると満足げに頬張っている。

鶏肉は今まであげないようにしてたんだけど、気にしなかったのか…

忘れがちだけどアオは鳥じゃなくて精霊だった。

ビールが好きとか鶏肉に抵抗ないとか、話せないと知らなかったことだろうなぁ。

今まで察せなくてごめん。








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