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徒然異世界日記  作者: えつお
異世界に来ました
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席について程なく料理が運ばれてくる。


飲み物は何にする?と聞かれて「とりあえず生で」と答えると神田さんは爆笑しながら懐かしい〜と言いながら謝ってきた。

ビールは瓶ビールしかないのだそうだ。


神田さんとユユラさんもビール、ルナちゃんとソラくんはオレンジジュースを頼んだ。


運ばれてきた料理は、唐揚げ、フライドポテト、シーザーサラダ。

ビールはいわゆる小瓶で1人一本。

しっかり冷えていて、少し湿度が高いからか瓶にはすでに水滴がつき始めている。


瓶を軽く当てて乾杯すると、双子もコップを持ち上げて乾杯をねだってきた。

それぞれに瓶を当ててカチンと音を鳴らすと、それが気に入ったのか双子はお互いに何回もカチンカチンとカップを合わせる。


「あんまりやると割れちゃうからもう飲みなさい」

ユユラさんが嗜めると2人は素直にオレンジジュースを飲み始めた。


ビールはピルスナーっぽい味で軽めで癖もなく飲みやすい。

フライドポテトをつまみながらあっという間に一本飲み干しておかわりを注文した。


ラムの串焼き、蛤のワイン蒸し、白身魚のフライなどその後も次から次へと料理が出てきてテーブルは豪華に彩られている。

香草も添えられており味付けも繊細でとても美味しい。

食材や調味料などを考えるととても豊かな食生活の街なのだと想像できる。


足元にいるミイちゃんにもお皿をもらって取り分けると嬉しそうに尻尾を揺らして食べている。

ミイちゃんはリアルわんこではないので食べなくても問題はないけど、人と同じ物を食べるのが好きなのだと教えてくれた。


双子はひたすらフライドポテトと唐揚げを交互に頬張り、大人たちは次々とビールの瓶を空にしていく。

この世界に来て初めて大声で笑って幸せを感じることができた。


2人の馴れ初めからこの世界のお金の使い方についてや他のおすすめレストランなど様々な話を聞きながら食べて飲んで満足したところで解散となり、私はミイちゃんと帰路に着いた。

神田さん一家とはすっかり打ち解けて今度はご自宅に遊びに行く約束もした。


明日からも生活はある。

今日みたいな幸せをたくさん見つけられるといいなと私は満月を眺めながら思っていた。



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