6話
マスター到達したの嬉しすぎるので投稿します
『<「A−Infinity」に対応するオートマティックかマシンピストルの拳銃>で注文しました…注文は拒否されm、■を確認、再度注文します…注文は了承されました。』
あー、うん。まあ、どうせ侵蝕のせいでしょ?僕はもう、わからないことはだいたい侵蝕のせいにしておくことにしたんだ。それで実物を獲得してn
『注文にそった物品の作成が完了しました。名称は”IE-DP-A”になります。”IE-DP-A”を獲得します…獲得しました。装備しますか? ▶YES NO』
情報とかは見れないのかな?まぁ見れなくてもしょうがないか。YESで。…おお、ちゃんと拳銃だ。さてと、A−Infinityを装填して、
『”A−Infinity”と”IE-DP-A”が装備連結しました。』
へぇ、特殊装備を組み合わせる事を装備連結っていうのか。まあそれはそうと試しに一発撃ってみるか。…よし、撃てる。1つ予想外があるとすれば、地面に撃った弾が擬態か何かしていたのであろうモンスターを倒した事かな。…取り敢えずインベントリにしまうか。あとレベルアップのアナウンスがないゲームの可能性もあるし、ステータスも見ておくか?でも、モンスターを一匹倒した程度でレベルアップしないだろうしな。…そういえばなんだけど、設定でなんかONにした気がするんだよな。確か、「重要なアナウンス以外のブロック」だったか?…ちょっと設定いじってOFにしておくか。ん?「装備のステータス補正の表示」?OFになってんじゃん、ONにしよ。…そして、
「【ステータス】」
『Name:デロ ペヒエニオヘ
種族:キメラ(スライム、ゴブリン、スカル)
レベル:1
ステータス:
LP 140/130{+10}
MP 120/110{+10}
物理攻撃力 14(+50+1){+1}
魔法攻撃力 41 {+1}
物理防御力 19(+5){+1}
魔法防御力 26{+1}
器用 14(+4ー1){+1}
素早さ 18(+1+60){+1}
スキル:<キメラ>・侵蝕・思考加速・札遊戯・死の躍動・生活魔法・工作
称号:侵蝕者
装備:軽装鎧・A−Infinity∽IE-DP-A』
レベルアップはしてない。けど装備の補正はヤバいしなんかスキルが増えてるんだよなぁ。予想ついてるけど詳細見るか。
『スキルName:思考加速
Type:PASSIVE
詳細:自身の思考速度を速くする』
まあ予想通り。…やることないな。周りにモンスターの姿が見えないし擬態するモンスターばっかりなのか?…どうせ見えないなら乱射するか?でもできることまだある気がするんだよなぁ。…モンスターの死体、食べてみよう。そうと決まれば
「【インベントリ】」
『LPポーション・MPポーション・装備ランクアップチケット×2・経験値ブースター・キメラ(カメレオン・スライム)の死体』
ああ、カメレオンだから隠れてたのか。まあそれはそれとして
『”キメラ(カメレオン・スライム)の死体”を取り出します。』
そんでこれを…食べづらいな。ちょっと体の形を変えるか。骨だった部分を一部に集めて、スライムの部分を他に集めて…よし、顔みたいになった。これで、いただきます!…あ、以外と美味しい。鳥みたいな味がする。…そういえば、札遊戯は使ったことなかったな。使ってみるか。
「〔札遊戯〕」
『札生成・札束編集』
カードはまだ持ってないし、札生成かな。どんなカードが作れるんだろう。
『<札生成メニュー>
・キメラ(カメレオン・スライム) ・ライト ・フレア ・ウォーター ・ハンド』
なんかあるな。キメラの選択肢があるのは1度倒したからかな?でもまあ、考えたところで無駄か。取り敢えずキメラのカードを作ってみるか。お、できた。…これどうやって使うんだ?魔力でも流し込むか?いや、ダメだ。今までのゲームは魔力関係がのシステムがクリリサと同じシステムだったから他のゲームでの魔力操作の経験が活かせたけど、このゲームは違うみたいだ。現に、他のゲームだったらできる基礎中の基礎の技術の魔力循環すらできない。もしかしてだけど、デッキを組まないと使えないとか?だとしたら、数十枚必要だろうし、同じカードを何枚まで入れられるのかもわかんないし、全部10枚ずつ作って
『<札束編集メニュー>
・スターターデッキ ・新規デッキ作成』
ん?スターターデッキがあるのか。デッキを作る前にスターターデッキを見てみるか。
『<スターターデッキ>
・スライム×6 ・ゴブリン×6 ・LPポーションSM×6 ・MPポーションSM×6 ・リトルファイアボール×6 ・ミクロヒール×6 ・フレイルバインド×6 ⊕』
ふむふむ。スライムやゴブリンはいいとして、LPポーションSMとMPポーションSMは回復量が少なさそうだし、魔法だと思われるやつも「小さい」だとか「弱い」みたいな言葉がついてるし、あまり期待しないほうが良さそうだな。そんで、デッキを編集するには…カードをタップすればいいのか。取り敢えずキメラを上限まで入れるか。やっぱり同じカードは6枚までか。そしてデッキをセットしてと。…どう使うんだ?
▲●おまけ■◆
他のVRゲーム
「クリリサ(正式名称:クリーチャーリサーチャーズ)」
このゲームは「クオリティは高いのにヤバイのがいたせいで魔境になり、過疎ゲーになったゲーム」です。主人公は研究者(人間)。ゲーム序盤はクリーチャーを狩り、中盤ではクリーチャーを捕獲したり出したりして一緒に戦えるようになり、終盤はクリーチャーの素材とかを集めてクリーチャーをつくって戦わせたりたりするゲームで、エンドコンテンツでは自分をクリーチャーに改造できます。オンラインでのバトルは、「①強かったり特殊だったりする装備を使う ②クリーチャーに指示を出す ③自身を改造して得た多種多様な特性と一部の装備を使う」の3つの戦い方がありますが、上位になってくると③以外の戦い方をする人はいなくなります。ちなみに、1位は自身を外見が変わらない範囲で改造して得た頑丈だし再生もする肉体と特殊な効果を持つ装備で戦う「武神」、2位は1位よりも頑丈なカプセルみたいな物体に閉じこもって中から魔術を弾幕レベルで展開したりする「魔帝」。3位はスライム的な体で姿を変えて[自主規制]したりする「色欲」。しかも3位に関しては劣化版がたくさんいて、このゲームが過疎ゲーな理由の6〜8割は3位とその劣化版のせい。
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