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人間どもに  作者: オリ
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人であったころの

夜は美しい?

夜は美しいか否か、

私は答えを知っている。


少し余談をしよう。


大きくもなく、小さくもない、

物心ついたころからそこに、ただあった。


嫌なものではなかった、時には前に進む原動力となった。

火に油を注ぐ、そう表現するのが正しいか、そう、それに、注ぐだけで前に進めた。


野心という言葉を知り、それが野心だと理解したのは青年になるまえか。


化物みたいなものではなく、日が沈み登れば消えるようなものではなく。


ただそこにある。

灰色の炎が薪をくべろと心をねだる。


優雅な人間は優雅に振舞おうとは思わなィ。

優雅ではないから、優雅に振舞うのだろう..?


灰色の炎がふるまえと言ってくる。

私が優雅でないと...?


何かに凝っているわけではない。

ただ、人より下だと言われた気がして。


長く蔑まれるならまだいい、ただただ、

絵本の中の登場人物のように、明日には忘れられると

言われた気がして。


薪をくべタ。


そう、なぐさめてくれるのはいつも夜であった。

多くの人間が語ってきた。

夜は美しい。

本当に気高く、優雅で、品を持って全てを包み込む。

月の神には女神が多い。


光のように影を作らない本当の平等。

されど、私にしてみれば、私の炎がもっとも美しい。



結論を述べよう。


夜は美しい、私の炎の次にである。

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