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★STAGE 5★

 第5戦。ラストの第6戦は勇者との闘いだから、大聖女祭りでの実質対女の子戦最後となる。


 相手は――パラチオン王国の軍人であった。


 金髪長髪で白の軍服を身に着け、銀のサーベルを手にするその姿は、まるで宝〇のようだ。


 これが乙女小説であれば、きらきらと背中に多数のバラを背負っていたに違いない。


 そこに匂い立つものはまさにバラであった(主に香水のおかげで)


「はてさて、どんな手を使ったか今までは女の子ばかりであったようだが、このクラーレ侯爵家がソーダ・クラーレの前ではいままのような、お、おっぱい揉みくだしなどできまい。なぜなら私は男であるからなっ!」


「な、なにを言っているのだ」


「くっ」


 なんてふざけているのだろうか。


 その胸にあるものは一体何だというのだろう。


「いや、お前は完全に女だろう。さしずめ男装の麗人といったことか――」


「な、なぜそれを……」


「人が見破れなくても吾輩には分かりますぞ。さらしで覆い隠してもなお、はっきりとその姿が分かるそのふくらみが――、さしずめDはあると見た!」


「くっ。黙れ下種がっ!」


 連続してサーベルを振り回すソーダ・クラーレだが、スキルも使わないその動きでは到底吾輩を倒すことはできない。


 吾輩はそんな弾幕を颯爽とかわしていく。


「な、なんなだそのHENTAI的な動きは!」


「HENTAIちゃいますぞ。これは神に祝福されしHENTAI++的な動きなのですぞ」


「悪化しとるやないかーい」


 もはや涙目のソーダの攻撃を掻い潜るのはもはや簡単であった。


「あぁ、貴女のおっぱいが泣いていますぞ。

 可哀そうに、そんなに強くさらしを巻かれて……、

 あぁ、今すぐ開放して差し上げなければ……」


「や、やめろー」


 そして吾輩はさらしを紐解いた。


 そこにはたわわな楽園があった。


「く、殺せ~」


               ≪男装の麗人≫ソーダ・クラーレ男爵令嬢、撃破!


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