表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/51

★STAGE 1★

「赤コーナー、紅巾党(こうきんとう)派支援のシード選手ぅー。あの悪役令嬢ピーチ・グリーングリーン公爵家令嬢の婚約者ぁぁー。《人々を新世界へと導く白い悪魔》ぁぁーー。ホモ・サピエンスぅぅーー」


 わー。と大きな歓声が広がる。


 そこは闘技場だ。


 埼玉スーパーアリーナ程度の大きさがある広い設備である。


 いったいこんなのいつのまに作ったのだろうか。


 ともかく第一回戦、STAGE1だ。


 攫われた婚約者を助けるために出ろと脅されて出場した、という設定の大聖女祭りだ。


 ただ、相手としては誤算なのは、吾輩が出たとしたら相手がどんな思惑であろうが、全勝しても構わないとか思っているとこだろうか。

 おっぱい揉みくだし師とか、名前からして戦闘向きでないからな。勝てるとは思うまい。だが我輩、レベルがカンストの110まで行っているのだ。普通にはいくまい。


 しかし、勇者との戦いは決勝だ。それまでの敵は全員倒す必要がある。全6ステージ。


 吾輩はレベルカンストしているのだが、相手はどうだろうか。

 対戦相手を確認する。

 その対戦相手は――女だった。レベルはー、低そうだ。


「この前は助けてもらったが、今回はそうもいかないわよ――」


 目の前に立つのは女性には面識がある。女剣士、モノフルオールだ。


 バスターソードを中段に構え、装備は蒼揃えのプレートメールといういで立ち。


 胸をプレートで被えばそのおっぱいを揉みくだすことはできないなどと素人考えをしているのだろう。

 だが、吾輩の前ではそんなものは無意味だ。


 吾輩には見える。おっぱいへと続くその乳線が――


「赤コーナー、華麗なる奴隷からの復帰を果たした最近売り出し中のB級冒険者ー。≪アクティック・アシド≫がリーダー、モノフルオール!」


「「わー」」周囲の歓声が大きい。やはり女性は映えるのだろう。


「いざ、尋常に! 勝負!」


 審判が始まりを告げる。

 モノフルオールは剣術スキルの一つ。単発系の攻撃を吾輩に放ってきた。


「くらぇー! ≪一の太刀≫!」


 それは確か、低レベル帯でのスキルが強く、ガリガリするような攻撃を得意とする赤城(あかぎ)御剣(みつるぎ)流の技であったはずだ。


 だが、弾幕ですらないないそんな攻撃など、吾輩に当たるわけがない。


 吾輩はその攻撃を極めてHENTAI的な機動で回避した。


 ちりちりと燃えるような音がする。

 吾輩が着込んでいる青の白衣が剣に掠ったのだ。

 俗にいうグレイズ現象である。


「ふん。そんな攻撃あたらないですぞー」


 吾輩は手をワキワキと開いたり閉じたりして威嚇する。


 それはおっぱいを揉みくだすときの動きだ。


「い、いやらしい……」


「ふふ……。吾輩は気づいておりますぞぉー。貴女が奴隷としての貧相な食事で減ったおっぱいの大きさのことを気にしていることを――」


「な、なぜそれを――」


「その証拠におっぱいを大きくしようと食事を増やして少しふくよかになっている! 金髪巨乳。人の目はごまかせても我輩の目はごまかせぬでござる!」


「くっ、だからなんだというのだ! 剣士というのはなぁ! 身体が資本なのだ! 少しくらいふくよかになったってその魅力の内よ!」


 顔を真っ赤にして反論してくるモノフルオールだが、表情からして気にしており羞恥に濡れているのは明らかだ。


「ふふ。しかし吾輩、おっぱい揉みくだし師であれば、必殺のスキルで『よせてあげる』ことだってできるとすればなんとするですぞ!」


「な、なんだってー!」


(そんなことができるはずが……。いやまて、ヤツは手首ですらそのスキルで復活させるような男だぞ。もしかしたら――)


 そんな思考をモノフルオールは走らせただろうか。


 だが、そんな隙を見逃す吾輩ではない。

 一瞬のうちに吾輩はモノフルオールの背後に回り込む。

 凱旋一周にして、プレートメールがくだけ散った。


「とったですぞー」


「くっ。あ……」


 吾輩の両手の指先が、モノフルオールの先端に届く。

 一度おっぱいを揉んでしまえば、あとはもう吾輩の独壇場であった。


「さぁ食らうがいぃ! おっぱい揉みくだし師最強スキル! 《巨乳化》ぁぁぁ!」


 カラダに、心に。寄り添うカタチ。

 モノフルオールはだんだんと寄せて寄せて上がられていくおっぱいに満足しながらもいった。


「あ、ああ~ん(はーと)」



                     ≪女剣士≫モノフルオール、撃破!

具体的なもみもみの描写については省略させていただいております☆ミ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ