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2・惨劇

七堂伽藍は揃わない。

先生たちは沈静化を計って駆けたが、最早騒ぎは収拾がつかないどころか、手の出し様の無いところまで広がっていた。

外へ外へと出ていく学徒たちはそして、発砲者の姿を見た。

「えぇ・・・・・・?」

混乱、困惑、次いで絶望が(ひし)めき合って、やがてどよめき、喧騒へと移ろった。

「皆、驚かせちゃったかな?」

口許(くちもと)に鮮血を滴らせ、そいつはニヤリと眼を輝かせて笑った。


いつもと同じ姿で、いつもと違う中身でそこにたっていたのは他でもない、理保先生だった。


「さぁて、実習の授業を始めようか」

と言うと理保先生は銃口を生徒の一人に向け、引き金を躊躇もなく引いた。

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