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湯船始めました。  作者: 世良美素
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第十一話

 第十一話です。SF物らしくなってきました。

 艦内に発せられた非常警報の音で飛び起きた一平太は、慌てて艦橋へと向かう。

 {{Alert!!警告!!前方に識別信号のない艦あり !!未確認艦から武装反応!敵性艦と判断。総員第 一種戦闘配備!!}

 繰り返される警報は、事態の深刻さを物語っていた。

 「三等航宙士。小山一平太。緊急着任します。」

 マニュアル通りに着任の点呼をすると、そこには船員が集まってきていた。

 {艦長。こちらからのコンタクトに応えません。継続して呼び掛けますか?}

 マイクの向こうから慌ただしい物音が聞こえる。おそらくここにいないユーリも無線室で動き回っているのだろう。

 「もういい。こちらからの呼びかけはなしだ。全チャンネルをオープンにして、いつでも受信は出来るようにしておけ。」

 「全チャンネルオープン、了解。」

 エレノア課長の言葉にノーマン艦長は応える。今のノーマンはいつもの柔和な顔をしていない。その目には鋭い眼光が宿り、さながら猛禽類のようだ。その姿は「社長」と言うよりも「艦長」という肩書きが似合って見えた。さすが一国一城の主。決めるときは決めるのであろう。

 「おい、一平太お前はこっちだ。」

 ローグ先輩から声がかかり持ち場へと着く。今回の持ち場は火器管制、主砲のエネルギーカノンか宇宙魚雷までを一手に扱う言わば砲雷長だ。いきなりの大役に、一平太は色を失う。

 「なぁにビビってんだ。『僕には役不足ですぅ~』ぐらい言って見せろよ!」

 ニヤニヤしながらそう言うと、ローグが肩を叩く。

 「肩の力を抜け。俺は操蛇で忙しいがヤバくなったらサポートしてやる。……ヤバくなったらな。」

 「一平太、何も難しいことじゃないよ。目標をロックしてスイッチ。簡単なことさ。」

 いつの間にか艦橋に来ていたマーガレットにもそう言われ少し緊張が解ける。

 {艦長。敵性艦は小型機を複数所有している模様。こちらでみる限り、中型規模の戦艦でケルピー級の模様。}

 「了解」

 「「ワタシ達が出ないとけないようネ。」」

 「リー、アン頼まれてくれるか。」

 「「任せテ」」

 「姉さん、オトコが多いといいわネ。生け捕りにしましょうカ。」

 「そうネ。悪さできないように懲らしめてやりましょウ。」

 味方でも十分怖いが敵だともっと怖い二人が、双子座ジェミニの名を冠するタグボートへ向かう。

 {コチラ機関室。エンジン出力60%。いつでもやれる。}

 「了解。」

 寿ジィの言葉に短く返事をすると、相手を見据える。

 <我々はファントム・ゴブリン第三師団。そこな鈍ガメ、無駄な抵抗しないで船を明け渡せ。>

 どうやら敵は、最近流行りの《宇宙賊》らしい。彼らは一平太のように宇宙にあがったものの宇宙生活に慣れなかったり、職場に馴染めなかったりして仕事をやめた奴等の集まりだ。地上に帰るだけの金もなくステーションの中にあるゴミの吹き溜まりのような酒場で飲んだくれている所に《宇宙賊》のスカウトが来て誘う。元々何かしらの資格を持っている奴等が大半なので、仕事はやってやれないこともないのである。そうした奴等にどこぞの不良国家(地球でいう)若しくは不良個人から金が出されてこんな盗賊紛いのことをして稼いでいるとされている。宇宙ギャングとか宇宙マフィアと言った方が近いのかも知れない。

 民間の企業が宇宙に進出している時代なので「シノギ」としての側面をそう言った連中が見出したのだろう。現在宇宙には主だった警察機構はない。当然各惑星の補給基地やステーションを守る警備軍は常駐しているが、何せ宇宙は広い。すべての航路に秩序をもたらせるだけの人員も予算も不足しているのである。各国が競い合って宇宙を開拓していることも原因の一つであるといえよう。秩序よりも国益優先なのだ。

 そう言った経緯で出来た《宇宙賊》はまともに商売する《宇宙輸水水道社》にとって害悪なのである。

 今回の一平太達のように長距離航海をする場合、輸送船のような本来非武装の宇宙船には護衛艦がつく。大企業ともなると、自分達て組織したりするのだが、体力のない中小企業は護衛専門の企業に頼んだり、それも無理なら「お祈り」しながらの単艦航行となる。

 どうやら相手は後者の「お祈り組」だと判断して毒牙を剥いたらしい。輸送船にも防衛用の武装は有るのだが、それはデブリなどの航行に障害となる自然物対策で戦闘用ではない。従って輸送船は殆ど戦闘力がゼロに等しい。但し、「通常」の輸送船の場合はだが。

 「我々は《宇宙輸水水道社》。正式な航行許可を持った民間船である。我々に攻撃を仕掛けた場合貴艦は宇宙での寄港、補給、救援等を『宇宙国際条約』で禁止されるが良いか。」

 <我々はとっくにそんな物は破っている。それに必要な物は、今から貴艦らに頂戴する。これ以上の問答無用。野郎ども、かかれェッ!!>

 いよいよ戦闘が始まる。その時敵性艦から小型機が飛び出してきた。その数約30。輸送船を落とすには十分すぎる数だ。

 {{ジェミニに発進準備完了。発艦許可を頂戴。}}

 双子から同時に通信が入る。

 「発艦許可。奴等を一網打尽にしてこい!」

 {{了解。}}

 クスクス笑いながら双子は、発艦する。

 「あぁ~あ、アイツら終わったな。」

 ローグ先輩が一平太以外誰も気づかないような声でボソッと呟く。顔を見るとうっすら笑いすら浮かべているような気もする。

 (先輩も緊張でおかしくなっちゃったのかなぁ。)

 とか考えていると、前方で戦闘機同士の戦闘が始まった。

 遂に切って落とされた戦闘の火蓋。……本当に切って落とされたばっかっで終わってますが。

 これから戦いが始まりますが、心配は結果よりも喧嘩を売ってきた《宇宙賊》の穴です。……余分な下ネタが出たとこで次回に向けて頑張る次第で御座います。

 ところで本文の文字数ってこんなもんで良いんでしょうか。

 もっと書いた方がいいのかな。文字数増やすと投稿スピード落ちそうで中々増やせないです。

 (決して作者が物語の構想を考えていないわけではありませんし、プロットって何のことだか知らないなんて事は無い。)

 あとがきで書いてもしょうがないですね。とにかく頑張ります。

 

追伸 プロットが何か作者に懇切丁寧に教えてくださる方大募集。感想欄でお待ちしてます。


 お読みいただき有り難うございます。

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