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ある少女の願い

評価をしてくれた方がいます。

本当にありがとうございます。

 

 今、私はとても困っています。

 別に嫌なことがあって困ってるんじゃないんですけど…

 

「だから名前は『さつき』でいいだろ!めちゃくちゃ似合ってんだろ!めっちゃ可愛い!」

 

「それなら俺の考えた『まいん』の方が良い響きじゃね?!ねぇ?しっくりこない?料理とかめちゃくちゃ上手くなりそうな予感!」

 

「もう男達は何にもわかってないわね。こんなに可愛い耳をしてるんだからこの子の名前は『はるみ』で決まりよ。そうよね、よみこちゃん?」

 

「はるかは彼女の名に自分の名を入れたいだけだでしょ…確かにこんなに可愛い子ならば私の名前の一部を渡しても良いけど…よみか?まみこ?フフフフッ」

 

「…………たま?…」

 

「それはネコにつける名前ですからねぇ、まこちゃんはこんな可愛い子にそんな名前をあげるのですか?」

 

「アテナがいいっすよ!!」

 

 今、私はこの村の人たちから歓迎されている。

 歓迎されている事にも困っているけど、私は村の村長のおじいさんの家で目を覚ましてからずっとずっと困り続けています。

 

 

 

 

 

 

 目を覚ましたら優しい目をしたおじいさんに頭を撫でられていた。とても気持ちよかったです。でもその時、私は頭に布を巻いてなくて耳を見られていた。私はあの時の胸の痛みを味わうのが嫌でおじいさんの手を跳ね除けようとした。

 

「可愛い耳じゃな。」

 

 おじいさんの言葉に私は困ってしまいました。生まれて来てから今までの生活でそんな事言われた事はありません。気味悪がられると思っていた私はキョトンとした顔でおじいさんの顔を見ていたと思います。

 

「嬢ちゃんの名前はなんて言うのじゃ?もしよければこの老いぼれに教えてくれんかの?村の皆に紹介する時に必要でのう」

 

 また私は困りました。名前を聞かれた事など今まで一度もなかったからです。

 ふと、私は自分の名前が本当に名前だったのか不安になりました。孤児院の人たちの私にくれた名前は『モノ』につける名前じゃないのかと思ったからです。

 

 でもせっかく聞いてもらえたので私は孤児院で呼ばれていた名前を優しいおじいさんに教えました。いくつもあるけどよく言われていたバケモノ、マゾクと言いました。

 おじいさんはそんな私の呼ばれていた名前を聞いた瞬間に、この世に存在するどんなモノよりも恐ろしいと思える様な顔をしたと思うと、さっきまでと同じ優しい笑みを浮かべた顔になっていました。私の見間違えかな?

 おじいさんは私の頭にまた手を乗せて言いました。

 

「そうかそうか。でも嬢ちゃん、悲しくなると思うがな、それは名前じゃないぞ。人間が恐れる生き物の呼び名じゃ」

 

 私はまたまた困りました。それじゃ、私に名前はないの?と泣きそうになるのを我慢しながら聞きました。

 

「そうじゃな、名前がないと言うのはとても悲しいことじゃな。でも、そんな呼び方をする奴らに嬢ちゃんの名前を決められたり、呼ばれたりしなくて良かったわい」

 

 私はおじいさんの言ってる言葉の意味が解らなくて頭を傾げました。いずれわかる事だと言われたけどあまり納得できませんでした。

 

「もしよろしければ嬢ちゃんの今までの孤児院での生活とこの村の森に来た理由を教えてくれんかのう?」

 

 おじいさんはまた優しく私に聞いて来ました。私は身振り手振りで今までこれだけ頑張ったんだよ!大変だったんだよ!と教えました。そして森で大きな動物から助けられた時に気を失っちゃったと言い終えると私のゴワゴワの汚い手をおじいさんは優しく自分の手で包み込んでくれました。私の豆が潰れて爛れ、爪は自分で噛んで整えていたからギザギザで、あがきれ、スリ傷だらけの手を包み込んでくれました。おじいさんの手はとても大きく、温かかったです。

 

「よく1人で頑張ってきたのう。こんな小さな手で…大変じゃったたろうに…」

 

 私の汚い手を撫でながらおじいさんが優しく語りかけてくれました。でも私はこの汚い手でおじいさんの手を汚したくないと言いました。それでもおじいさんは私の汚い手を優しく撫でながら教えてくれました。

 

「嬢ちゃんのこの手はな、頑張って頑張って…頑張ってきた人の手なんじゃ。生きていくと言う事はそれだけで大変なんじゃ。時に辛く、時に諦めたくなる。そんな出来事の繰り返しなんじゃ」

 

 おじいさんはゆっくりと私がわかる言葉で説明してくれました。

 

「でもな、そう言う時こそ人は自分の手でなんとか頑張って、頑張り続けて行くんじゃ。嬢ちゃんはこの小さな二つの手で諦めず、負けずに頑張ってきたんじゃな。言うなればこの手の傷が、汚れが嬢ちゃんの今まで頑張ってきた証なんじゃよ。」

 

 私はとても嬉しくなりました。このゴワゴワの汚い手が自分の頑張ってきた証拠なんだと思えると嫌いだった手が好きになる気がしました。

 

「だからわしは嬢ちゃんのこの小さな手の傷や汚れがとても綺麗に見えるぞ。決して汚くなく誰よりも不器用なりにも頑張り続けてきたと思える綺麗な手じゃ。」

 

 私は今まで感じた事のない気持ちが胸を満たしているのに気がつきました。それが胸の奥から少しづつ溢れ出してきました。

 そして、私は泣いてしまいました。痛くて、寒くて、お腹が減って、辛くて泣いた事はあったけどこんなに嬉しくて泣いた事などありませんでした。

 

 おじいさんは優しく私を抱きしめてくれました。優しく私の頭に手をおき自分の胸に私の顔を押し当てました。

 

「辛かったり、嬉しかったりする時に涙を流す事ができるのは人だけじゃ。嬢ちゃんはバケモノやモノなんかじゃない。嬢ちゃんは涙を流しているんじゃからな」

 

 その言葉を聞いた時、私は声をあげて泣きました。このおじいさんは私が何よりも欲しかった言葉をくれました。それが人の優しさなんだともはじめて理解できました。

 

 

「落ち着いたかの?」

 

 いつしか涙もとまり、おじいさんの胸に押し当てていた顔を離すとおじいさんの胸、私の鼻水で梯子ができていました。おじいさんの服は私の涙と鼻水、よだれでびしょびしょでした。私はすぐに自分の服で拭こうとしましたがおじいさんが止めました。

 

「子供の宿木になるのが大人の仕事じゃ」

 

 おじいさんの言葉は少し難しく理解できませんでした。でも嫌な気持ちにはなりませんでした。

 

 そのあと私はおじいさんに手を引かれ一緒にお風呂と言うものに入る事になりました。水浴びしかした事のない私に温かいお風呂は興味津津です。お風呂で服を脱いでいるおじいさんの素肌を見ると幾つもの傷跡がありました。まるで昔聞いた天使や悪魔の大軍勢にたった1人で挑んだ勇者のようでした。

 

 私は服を脱いだ時に身体にあるはずのムチのあとがない事に気がつきました。どうやら私を助けてくれたお姉さんが消してくれたそうです。

 どうしてと聞くとなんでも私の身体にあった無数のムチのあとを大きな動物たちがつけたと勘違いして治療してくれたそうです。嫌いだったムチのあとを消してくれたお姉さんにあとでお礼をしなくちゃ。

 

 お風呂はとても温かくて気持ち良かったです。身体をまず洗ったのですが、その時の汚れを落とした水の色を見て私は少し恥ずかしくなりました。だって真っ黒だったんだもん。

 

 風呂から上がるとおじいさんは私に綺麗な洋服をくれました。そこまでして頂くのはいけないと思い自分の着ていた服を着ようとすると私の服が見当たらない。どうやらおじいさんが勝手に洗濯機と言うものにいれて洗っているそうです。裸のままじゃ風邪をひいてしまうので渋々綺麗な服をきました。

 

 そのあとおじいさんは私の歓迎会を村の人たちが準備していると教えてくれました。

 私はまたまた困りました。そこまでしてもらうわけにはいきませんとも言いました。

 有無を言わさずダメと言われ、肩に担がれそのまま村の人たちのいる広場へと向かっていきました。

 

「お、村長!その肩に担いでる子が客人かい?」

「あ、じじい!遅いぞ!僕もう腹ペコだったんだから!」「あらあら、村長さん。女の子をそんな運び方してはいけませんよ」「酒じゃ酒じゃ!」

 

 広場につくと30人ぐらいの人たちが和気藹々と騒いでいた。見渡す限りの食べ物と飲み物。しかし誰も食べていませんでした。私を待っていたのかな?だったら悪い事をしてしまいました。

 

「あぁ!ねーちゃん、耳が俺らと違う!」

「ほんとだー!犬みたいな耳してる!」

「えー?ネコさんの耳だよぉ」

 

 村の人たちに耳を見られてしまいました。お風呂に入ったあともあり、髪はサラサラになっていて、いつも布で隠していた耳が髪の間からしっかりと出ていた。

 私はまた気味悪い目で見られるのを恐れ、手で耳に隠そうとした時、1番近くにいた私よりも小さな子供がこう言いました。

 

「かっけぇ!なんで俺らと違うんだ!?」

「かっこいいんじゃなくて可愛いのよ!ネコさんみたいな可愛いのお耳なの!」

 

 目の前の子供の反応に戸惑っていると私を見ている他の村の人たちの会話が聞こえてくる。

 

「可愛いな…」

「うん、実にマッチしている」

「モ…モフモフ…モフモフ」

「ハァハァ…」

「いいなぁ、あれだけでかなりステータスあがるわよ」

「モフモフ…モフモフ…」

 

 他の人たちも私の耳を見て気味悪がっていなかった。むしろ逆に私が一部の村人の人を気味悪く思っちゃいました。ごめんなさい。

 

 私が村の人たちの反応に困っているとおじいさんが私の頭にまた手をのせてきました。

 

「彼奴らの反応を見てわかったじゃろ?基本この村にはバカしかいないからなんの心配もいらんぞ」

 

 おじいさんが私の緊張を解すように面白い事を言う。でもおじいさんの言う事が正しいならおじいさんもバカなのかな?

 

「村長、そろそろはじめませんか?もう腹ペコで死んじゃいますよぉ」

「「「そうだそうだ!」」」

 

 村の人たちが騒ぎはじめた。どうやらみんな腹ペコみたい。私も腹ペコだから早く料理を食べたくなった。

 

「うむ、それでは各々飲み物を持つんじゃぁああ!!」

 

 おじいさんが大きな声で言う。そう言われると皆が一瞬のうちに手に飲み物を持っていた。いつの間に取りに行ったんだろう?元々持っていたのかな。おじいさんも私の隣にいたのにいつの間にか両手に飲み物を持っていた。…え?

 片方の飲み物を私に渡す。コップの中には綺麗な黄色の液体が並々と入っていた。

 

「えー、それではこれよりこの小さな客人の歓迎会と称した祭りを行う!各々、思う存分飲み食いして、騒いで客人を楽しませるのだ!そして…」

 

 そんな立派な客人じゃないので私は恥ずかしくなる。

 

「話なげえんだよ!」

「そんなの当たり前だろっ!」

「いいからはじめろよ!」

 

「えぇい!うるさい!もう知らん!乾杯!!」

 

「「「乾杯っ!!」」

 

 おじいさんが投げやりに音頭を取り、私の歓迎会がはじまった。皆それぞれ料理を片手に騒ぎはじめた。私はおじいさんと乾杯したあとに飲み物を口にした。今まで味わったことのない旨味が凝縮された飲み物に私は言葉をなくす。そうして一気にその飲み物を飲むといつの間にかおじいさんが持ってきた新しい飲み物を渡される。

 そうすると村の人たちが1人づつ私に挨拶しにきてくれた。私は笑顔で村の人たちと乾杯をして行った。

 

 料理はとても美味しいです。特にこのお魚と野菜のマリネ?が美味しく感じそれをいっぱい食べました。

 そんな私を見ておじいさんがまたあの優しい顔をしてくれた。私はおじいさんの優しい顔が好きになりました。

 

 そうこうしているとおじいさんが私に相談事があると言ってきました。

 

「もし嬢ちゃんがよければの話なんじゃが、この村に住まんか?」

 

 私は多分今までで1番困ったと思う。だってこんな私に住む場所をくれると言う人がいるのだから。

 とても嬉しかったけどこれ以上お世話になるとおじいさんから離れられなくなってしまうと思い私は黙り込んでしまった。

 どうすればいいのか頭の中がぐるぐる混乱してる。この村から出たあと、どうすればいいか分からない。また大きな動物に襲われちゃうかもしれない…また君悪がられるのかも知れないと思うと恐怖で身体が震え出した。

 

 私は少しだけでもこの村に住まわせてもらえないかと聞いた。

 おじいさんはそれを許してくれた。

 いつかこの村を出るまでお願いしますとおじいさんにお願いしました。

 

「うむ、承知したぞ。」

 

 そんな私のお願いをおじいさんは返事一つで聞いてくれた。なんの見返りもなくなんでこのおじいさんは私にここまでしてくれるんだろう…

 

「諸君!」

 

 おじいさんが突然大きな声で村の人たちに話しかけた。村の人たちは何が起きたと言う顔でおじいさんと私を見ていた。

 

「ここにいる嬢ちゃんだがな、この瞬間からこの村の一員となる!この子には家族がいないそうだ、皆が許すならこの子を私たちの家族に加えたい!皆の意見を聞きたい!」

 

 …え?おじいさんがいきなりとんでもないことを言い出した。私を家族に?そんなことお願いしてないよ?

 

「「「無問題(もうまんたい)っ!!」」」

 

 村の人たちが声同じに言う。誰も反対していない。

 

「そこでひとつ皆にお願いがある!この子には名前がない!皆の叡智を合わせてこの子に名前を与えてはくれないか!」

 

「「「おぉぉっ!!」」」

 

 おじいさんは更に私に名前をあげると言い出した。ここまでしてもらう義理ないのになんでこんなことをするのかわかりません。

 

「おい、名前ってあの子にだよな?」

「モフモフ…モフモフ…」

「可愛い名前を考えなくちゃね」

「モフモフ…モフモフ…」

 

 村の人たちが一斉に私の名前を考えはじめました。一部の村人の人が怖かったです。

 

 そして今に至ります。

 

 

 

 

「う…『まいん』ちゃん…」

「……ま…み……こ……」

「んーむにゃむにゃ」

「ベ…ベアトリーチェ…」

 

 私の名前を決めることで白熱した村の人たちはいつの間にか戦いはじめていました。

 空を飛び、手から炎や風をだし、鉄が飛びだす道具で戦いはじめました。

 孤児院の外の世界の人は空を飛んだりできるんだと私はびっくりしました。

 結局村人達の戦いはおじいさんが勝ち残りました。

 村の子供たちは地面に寝転び、大人の人たちはみんな地面に倒れています。

 

「どうじゃ?楽しいだろう」

 

 私は凄い楽しいと言わんばかりに首を縦に振りました。

 

「ははっ!楽しんでもらえて何よりじゃよ」

 

 おじいさんは豪快に笑います。

 そんなおじいさんの笑顔が私は好きになりました。私まで笑顔になるのがわかりました。

 

「それじゃぁ家に帰って寝るとするかのう。

 ほれ、こっちに来なさい」

 

 おじいさんに言われるがまま私はトコトコと歩いた。おじいさんの隣にたつと不意に手を握られた。

 

「明日からこの村のことをひとつずつ教えることになるが大丈夫かのう?大変じゃぞ?」

 

 私はお世話になるのだから一生懸命頑張ろうと言う気持ちとちゃんと出来るかなと言う不安な気持ちで顔を顰めた。

 

「ははっ!『すず』はすぐに顔に出るのぉ」

 

 …『すず』?

 

「おう、大事なことを忘れていたわ!ははっ!嬢ちゃんの名前じゃよ。わしから送らせてもらう事になったが気に入らんかったか」

 

 …私の名前?おじいさんが考えてくれたの?

 

「あの名前決めの勝利者じゃからな、もし気に入らんならまた考えるが…ってどうした?

 もしかして『すず』と言う名前が気に入らんかったか!?」

 

 私はその場で膝をつき顔に手を当て大きな声で泣いてしまいました。

 こんなに嬉しい事が、こんなに幸せな事があっていいのだろうか?嬉しくて幸せなのに涙が止まりません。おじいさんがオロオロとしています。

 

「…そんなにわしの考えた名前が嫌じゃったか?」

 

 おじいさんがとても落ち込んでいます。違うよと嬉しくて泣いちゃったんだよと言うと私の大好きな笑顔を顔いっぱいにして私の手を優しく握ってくれました。

 

「『すず』は泣き虫じゃなぁ。いいか、泣きたくなりそうな時ほど笑うのじゃ。そうするとどんな事が起きても笑っていられる様になるぞ。なんでも楽しく感じる様になるぞ!ははははっ!!」

 

 おじいさんには今日一日でいっぱい大切な事を教わりました。村の人たちもとっても面白おかしくて楽しかったです。

 私はおじいさんから教わった事をちゃんとこれからの私の人生で活かしていきたいと思いました。

 

 今日一日での出来事を思い出すと、私はおじいさんや村の人たちに対して感謝の気持ちでいっぱいで、また泣きそうになりました。

 

 温かいフワフワの布団に寝て、着たかった綺麗な服を着て、美味しい温かい食べ物を食べて、あの外の世界の家族の様に手を繋ぎ…

 

 私は泣きそうになるのを我慢して、おじいさんに満面の笑みを顔に浮かべて言いました。

 

 

 

 

 

「ありがとね、おじいさん」

 

 

 

 

 

 

 

 そして、少女に家族ができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日もこの村は平和です。

 

 

 

 

 


何気無い一言でも、その言葉は知らぬ間に人を勇気づけたり傷つけたりすると私は思います。言葉はどんな武器よりも力があると考えています。


私は少しでも他の人を元気にさせられる様なお話を書いていける様に頑張りたいと思います。


誤字脱字のご指摘、ご感想お待ちしております。

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