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その5~王様の目の前で~

よくいる貴族。真面目な男。変わってるのは甥っ子がドジだと言う事。

そんな男がいつもより早い朝食をとっていたら、光の輪に包まれた。


「!!」


光の輪にはこの国のマークが刻まれていた。そう、コレは王宮に召喚魔法である。厄介な事に強制。ご飯を食べてようが、寝ていようが、相手の都合はお構いなし。


「はぁ…」


男は溜息をつくと手に持っていたフォークを置き席から立ち上がった。その瞬間、男は屋敷から姿をけした。



******



「……」

着いた先は王宮にある会議室だった。しかも目の前には国王陛下。

男のほかにも召喚された者がいたらしく、王宮に相応しくない姿の者が何人か見受けられた。普段着から寝巻き姿など。召喚された者は自分の姿に恥じる前に固まっていた。それは一人の男の姿に会議室に居た者全員が釘付けとなった。

なぜなら、ピンク色のひらひらレースのワンピース。胸元には赤いリボン。無論着用しているのは男だ。その女性用の寝巻き姿をしていた者は軍師だった。裾から見えるたくましい筋肉がいたいたしい。

「ぎゃぁぁ!!!」

思わず一人の男がその姿を見て悲鳴を上げた。

「寝るときくらい好きな格好してもいいだろうが!! 元々見せる予定はなかったんだよ!!」

「…そりゃそうだ」

「……可哀想に…。まさかその姿を人前にさらす事になるとは!!」

「……何つーかアイツのおかげで寝巻き姿でもいっかと思える俺がいる…」

「ふおっふお。そなたたちラッキーだのぅ。三十年前は裸で召喚されてしまった者もおるのだぞ?着ているだけマシじゃ」

「「「「………」」」

先輩の言葉に皆が口を閉じた。

三十年ほど前、このように召喚魔法が発動したときがあった。その時トイレ中だった者や、入浴中だった者も容赦なく召喚されて酷い事になったことがある。その結果、被害者からの願いで、魔法が発動しない空間を設置された。…だが、寝室は火事などがあった時に救出できなくなるから却下となった。


「陛下、すまぬが身支度を整えてもよろしいかのぅ?」

「あぁ、許可する」

「ふおっふお。陛下は初めての体験じゃな。いい経験になったじゃろう?」



その日、会議が始まる前に‘召喚魔法の改善’が、された。


王宮呼び出し魔法(召喚魔法とも言う)

1、召喚する前に音で知らせる事。

2、音で知らせてから20分後に発動させること。

3、直接、王族の目の前に召喚してはならない。


とのこと。



…守るかどうかは一人の者の意思によるが。


とりあえず、ドジな甥っ子を持つ男は幸いなことに寝巻き姿を披露せずにすんだのであった。

あちゃー短いわ。

読み返したら理解できなかったので訂正。訂正しても怪しいような気が…。

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