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セイントレディ・麗子の憂鬱  作者: はまちゃん
第1章 揺らぎの果てに立つ物語
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【外伝 File 13:ゾルバ視点】 素材の処刑人 〜物理的に殺されたレオタードとパンティ〜

素材の処刑人 〜物理的に殺されたレオタードと死んだパンティ〜

第一章:矮小な「秩序」の握りつぶし

ヒュノプスの術によって、すべてを脱ぎ捨てさせられた「元・聖女」。一物も纏わぬ姿で冷たいコンクリートに膝をつくその女の前に、俺は地響きを立てて歩み寄った。

163センチの、見事に整った肢体。だが今は、守るべき「規律」をすべて失い、ただの無防備な肉の塊として震えている。足元には、主の体温を微かに残したロイヤルブルーのレオタードと、一点の曇りもない純白のパンティが転がっている。俺は、その「白」を太く汚れた指でつまみ上げた。

「ヒヒッ……セイントレディ。この『白』、随分と窮屈そうだな。俺様が広げてやるよ」

麗子は絶望に目を見開き、胃の底からせり上がるような恐怖に顔を歪めた。これから行われるのが、肉体への加害以上に凄惨な「アイデンティティの殺戮」であることを、彼女は本能で察したのだ。

第二章:断絶 ―サイドストラップの処刑―

麗子が毎日、祈るような手付きで肌に滑らせていたであろうその繊細な布地に、俺は己の岩のような太ももを強引に割り込ませた。

「ミシミシ……ッ!!」

本来、麗子のしなやかな腰を「パチン」と小気味よく引き締めるはずのサイドストラップ。それが俺の暴力的な質量によって、繊維の限界点を超えて引き絞られる。

「ブチブチッ……。ブチッ!」

芯が死ぬ、断裂の音が広間に響く。麗子は両手で自分の肩を抱き、嗚咽を漏らした。一度断裂したゴムの芯は、もう二度と弾力を取り戻すことはない。かつては彼女の腰の肉を「規律」として区分けしていたそのパーツは、今や俺の剛毛に絡まり、無残に波打つだけの「死んだ紐」へと成り果てた。

第三章:汚染 ―野獣の「自己ケア」と言葉責め―

続いて、俺は主を失ったロイヤルブルーのレオタードにその巨体をねじ込んだ。

「ギギギ……ッ、ミシミシ……!」

麗子の肢体に合わせて精密に設計された素材が、内側から突き破らんばかりに拡張される。高密度繊維の網目が限界まで引き伸ばされ、悲鳴のような音を立てる。

俺は己の醜悪な一物を鷲掴みにすると、それをレオタードの裏地に直接押し当てた。

「グッ……、ハァッ!」

裏地の滑らかな感触を汚すように、己の粘着質な欲望を執拗に擦り付ける。麗子が最も清潔に保っていた聖域の裏側に、俺の体液と獣臭がどろどろと塗り潰されていく。

「見てみろ、セイントレディ! お前、アジトでこれを使って独りで『儀式』とやらをやってるんだろ? ヒヒッ、これからはこの俺様の脂と臭いを、その指で自分の身体に塗りたくることになるんだぜ!」

ゾルバが腰を振るたび、白濁した汚濁が繊維の奥まで染み込んでいく。麗子は、自分の分身とも言える衣装が、俺の醜悪な痕跡で埋め尽くされ、自らの密かな行為まで嘲笑されるのを見て、激しい拒絶反応に肩を震わせて泣き崩れた。

第四章:クリスタルの閃光と誤算

俺は満足げに吠えると、だるだるに伸びきり、繊維の弾性が完全に死に絶えた「死骸」を、脱ぎ捨てた皮のように床へ投げ捨てた。

次に俺が手を伸ばしたのは、床に落ちたままのブルークリスタルだ。

「ヒヒッ、これが力の源か……」

汚れた指先でその石を弄ぼうとした、その時だった。

カッ……!

クリスタルが、麗子の絶望の極致に達した精神波動に共鳴し、見たこともない歪な輝きを放った。

「うおっ!? ……なんだ、この光は……!」

生物的な本能が警鐘を鳴らす。俺の身体を刺すような、不気味で澄んだロイヤルブルーの防御光線。その拒絶の光に、俺は思わず一歩後退した。

第五章:敗走する亡骸

俺が怯んだその一瞬の隙を、彼女は見逃さなかった。

麗子は死に物狂いで床を這った。もはや羞恥すら感じていない。彼女はただ、俺に汚された「自分の死骸」を取り戻すためだけに動いた。

一物も纏わぬ姿で、俺の脂の臭いを放つレオタードと、サイドストラップが伸びきったパンティを必死に掻き集めると、彼女はそこにあった転送装置へと滑り込んだ。

「ヒヒッ……逃げたか」

俺は転送装置が閉じる瞬間を、哄笑しながら見送った。

それは勝利でも脱出でもない。物理的に「殺された」自分の分身を抱え、ただ惨めに生き延びるためだけの敗走。

彼女の手にあるのは、もはや「パチン」という音すら返さない、だらしなく揺れるだけの「死んだ紐」。

「持って行け、セイントレディ。二週間、たっぷり可愛がってやるがいい。その伸びきった不快な食い込みが、肌に触れるたび、俺様の重みと臭いをお前に教え込み続けるだろうよ」

俺の役割は、彼女の誇りである装備を物質レベルで粉砕し、その精神に「汚染の記憶」を刻み付けることだ。俺は十分な充足感に浸りながら、以後の戦いを他の幹部へ譲り、湿った闇の中へと消えていった。

(完)


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