異世界へ!
謎空間に落ちていく俺。
「なにこれ!?どういう状況。誰か誰でもいいから説明してくれよー!」
(あー。マイクテスト、マイクテスト聞こえるかー)
突然、女性のような声が脳に直接流れてきた。
「誰だ!?」
(誰でもいいんだろー。私は女神GODじゃ。お主は異世界につながる門に選ばれた。てことで、勇者として魔王を倒してくれー。)
「ちょっと待て!急にそんな事言われたって、俺にそんなことができるわけない。」
(なに、気にすることはない。お主達にはチートを渡しといた。これでどんな魔物ワンパンじゃ。きっと。
それに異世界に順応できるように神の使いを送る。ほら、なんか大丈夫な気がしてきたじゃろ。)
「いやいや。全然しないけど!?」
(大丈夫、大丈夫、きっとなんとかなる頑張れ!そいじゃー私はこれで、さらば)
「さらば!?ってお゙おおーい!!ふざけんな!!てゆーかなんだ女神の名前がGODてそのまんまじゃねーか。全然説明されてねーしっ。あーまじ最悪。」
――
目が覚めるとそこは森だった。
「夢じゃなかった……」
「おい!やっと起きたか。寝坊助」
前を見るとそこには燕のような黒い鳥がいた。
「!?誰?」
「何じゃ説明受けてないのか?我は女神GODによって生み出されたお主の一応使い魔じゃ。まあ、我のほうが格が上だから敬えよ。」
おれはどうやらハズレの使い魔をつかまされたらしい。
(しかしこのままじゃ何もできない)
「なあ、つばめさん……?俺はこれからどうすればいあんだ?」
「燕じゃない!ドラゴンじゃ。それで何をすればいいかか。まずはステータスを確認しろ。ステータスオープンと唱えれば出るはずじゃ。あと敬語を使え。」
(ステータス……なんかゲームみたいな世界だな。まあいい)
「ステータスオープン!」
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鳥川咲 Lv1(後10) Ex0
[ステータス]_装備
HP5
MP5
攻撃力30
魔法攻撃力5
素早さ10
※
……
[固有能力]
•勇者※
……
[スキル]
•明かりLv1※ •水泳Lv3※ •妄想Lv1※ •鑑定Lv1※
……
[魔法]
•火魔法Lv1※
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俺の前にうっすらと光る文字が現れた。
「おーすげー、ほんとにでた。なあ、これって強いのか?」
「どれどれ……普通じゃな。というかそのへんの一般人より弱い。お主大丈夫か。」
「まじかよ。……この、こめじるし(?)て何だ?」
「それを押すと詳細が出てくる。押してみよ。」
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鳥川咲 Lv1(後10) Ex0
[ステータス]_装備
HP5(りんご5個分)
MP5(魔力の量)
攻撃力30(握力30)
魔法攻撃力5(弱い)
素早さ10(100mのタイムをnとして100÷n)
……
[固有能力]
•勇者(経験値を手に入れやすくなる)
……
[スキル]
•明かりLv1(1:小さな灯りを出す) •水泳Lv3(1:水が怖くない!.2:犬かきできる.3:クロール楽勝!) •妄想Lv1(1:頭が少し幸せになれる)
•鑑定Lv1(1:自分以外のも少し見れる)
……
[魔法]
•火魔法Lv1(1:小さな火の玉を出せる)
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「おいおいおいおい。待て持て!ツッコミどころ多すぎだろ。なんだよりんご5個分って。てゆーか攻撃力って握力だったの!?俺弱くね?てかチート要素どこだよー!!」
俺の叫びは空の彼方へ消えていった