ダンシング男子

　またこういうタイトルを描く（汗）

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　歌なんてへたっぴでも

　胸をはって おおきな声で歌えばいいけど

　あたいと踊りたいのなら ステップひとつくらい

　踏めるようにおなりなさい

　尖(とが)ったつまさきで 満月を串刺しにして

　打ち鳴らす踵(かかと)で星屑を散らせてみなさいな

　誘いかけてもかまわないのよ ダンシング男子(だんし)

　隙(すき)をつくってあげたのに あなたはなんてにぶいひと

　誘い出すなら今がチャンスよ ダンシング男子(だんし)

　高嶺(たかね)に咲いた壁の花になんか

　なりたいわけじゃないの

　おわかり？

　台詞(せりふ)なら借りものより

　目をみつめて ずきゅんと胸にとどけばいいけど

　あたいと踊り明かすなら ブルーズとジャズくらい

　嗜(たしな)みだとお知りなさい

　タンゴやワルツには 甘い棘(とげ)はえてるけれど

　ワインを苦くする赤錆は浮かんでこないでしょ

　誘いかけてよ なにしてるの？　ダンシング男子(だんし)

　ガードをさげてみせたのに 当たり判定 気にしてさ

　誘い出さなきゃ後悔するわ ダンシング男子(だんし)

　ダンスホールはまるでサラダバーね

　踊り足りやしないの

　おかわり

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　だって、楽しいんだもん、こうゆうタイトル。

制作：ひだまりのねこ先生