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6.コネを使えば問題無いよね?

「……っていうことで、こういう情報とかが欲しいんだけど」


「な、なるほど。了解致しました!すぐにご用意致します!!」


株式を買った後日。企業のお偉いさんとお話しして情報をもぎ取った。向こうにとっても外部に流出して商売に使われるというわけでは無いから、デメリットは無いと思うんだよね。

僕は僕でもらった情報を元に、


「なるほどねぇ~。こういう構造を作れば良いのかぁ」


「え?これ理解したの!?」

「ちょ、ちょっと複雑すぎて理解が追いつかないんですけど」


僕たちは自作ドローンを改良。基本的に機械的な設計は僕の担当だね。僕もかなりギリギリだけど、他の皆だと最先端の構造を理解するのは難しいらしい。

いくつも技術が組み合わさった上での最先端だからね。その道のプロでも無ければ完璧な理解は難しいでしょ。

僕も大まかに理解はして結論の把握はしてるけど、理論の組み立て全てを理解はできないね。知らない法則とか大量に使われてるし。


「面白いわね。……ちょっと将来こういう分野に進んでみても良いかも知れないわ」


「えっ!?お姉ちゃんこっち行くの!?」


理解はできてないけどこういうのを読み解いたり作ったりするのが楽しいらしく、風花ちゃんが将来この道に進むことを考えていた。そういった話を聞いたことは無かったようで、美春ちゃんも驚いてるね。

僕もそんな風花ちゃんの好みは予想外だったなぁ。


「必要ならこういう分野の研修会みたいなものを紹介しようか?」


「ああ。それは良いわね。お願いできるかしら?」


「良いよ~。最初の内はできるだけ初心者向けのやつの情報を集めておくねぇ」


そういうコネがあるから、基本的に集めようと思えば沢山情報は集められる。風花ちゃんの将来のためにならある程度そういうのをやっても良いかな?

と、思ったんだけど、


「えぇ~。目覚君のコネで、入社までいけないの?」


「アハハハァ~。できるとは思うけど……やった方が良い?」


美春ちゃんはご不満のようだった。わざわざ勉強なんてしなくても僕の力でねじ込めると思ったみたいだね。勿論できるんだけど、風花ちゃんとしてはどうなのかな?って思って風花ちゃんに問いかけてみれば、


「流石にいらないわ。私の力がしっかりと欲しいし」


「そう。じゃあ、コネでねじ込む必要は無いね」


風花ちゃんは自分の実力で入社して出世したい感じみたい。

……いや。もしかしたら会社じゃ無いところに入りたいのかもしれないけど。どっかの研究室に入るのも手ではあるよね?


「と、それは良いとして、新型はどうかな?」


話を今回手に入れた新型のドローンのことに移す。

因みにいつの間にか監視がドローン主体になっているのは、ドローンなら移動できて、地形にもあまり影響を受けないからだね。雨が振っていたり風が強かったりすると影響を受けるけど、それは他の追跡用の機械でも同じことが言えるから、メリットとデメリットを考えてドローンが最適だということになったよ。


「この試作機のドローン、動くとまだ分かるけど止まればほとんど気付かないね」

「逆にこれは止まっているときと動いているときの気配があまり変わらないですが、こっちより動いているときの存在感は小さいです」

「私はこれが気付きにくかったわ」

「私はこれぇ~」


それぞれ気付きにくかった個体を教えてくれるから、それが気付きにくかった理由を考えつつ改良していけば、


「おぉ~。……全然分からないかも」


「本当?じゃあこれはちゃんと保存しておこうかな~」


1つ、皆が気付きにくいものができあがった。不可視の術が使われているから一般人が見ることは気でないし、音も最小限。術の気配もかなり薄くしていて、4人が一緒にいたとしても気付きにくい。


「後はこれをひたすら改良かな?」


「そうだねぇ」


「なら今度、またあそこの会社に技術をせびってみようかなぁ~」


なんてことで、僕たちのこれからの動きも決まる。ちゃんと夏休みの宿題も合間の時間でできるように予定は立てているし全員の夏休みに支障がない範囲で活動できるかな?

色々考えることはあるけど、そんな風にボクたちの監視用ドローン開発は順調に進んだ。神道家からも屋敷の再建がそろそろ終わりそうだって連絡が来ているし、予定通りの受け入れができそうだね。新しい子たちに1回は顔見せをしておかないとなぁ。

なんて思ってたときだった。


「ねぇ。目覚君。なんか連絡来てるよ」


「ん?本当だ。どこからだろ?……って、あの会社じゃん」


連絡が来ていた。それも、ドローンの技術とかを僕に伝えてくれていた例の会社から。

一応役に立ってくれてるし僕としては大切にしたい会社。と言うことですぐにつないだんだけど、


『あ、あの。ご報告がございまして』


「うん。どうしたの?」


『実は、大手のとある企業から買収の話が来ておりまして……』


「……は?」

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