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5.札束で叩けば問題無いよね?

やっと本題に入れる。ここまでかなり時間を使っちゃったよ。

それで、本題だけど、


「どうやって57人が怪しいことをしていないか確認するかってことだよね?」


「そう。また何か神道家で問題が起こっても困るからね。僕だって毎回問題に巻き込まれて解決してってやってられるほど本当は暇じゃないはずなんだよ」


「そ、そうだよねぇ」

「ですよねぇ」

「「だよねぇ」」


巻き込んだ人達が目線をそらしながら同意する。べつに巻き込まれたことに不満を持っているわけではないんだけど、本当にもう巻き込まれないようにしたいところ。

だからこそ、監視は大事。


「で、今確認してみたところ、普通に監視してもバレるみたいだったじゃん?」


「あっ。うん。そうだね」

「今の確認の意味もあったんですね」


4人が協力したことによりほとんどのものが発見されたから、57人の方も同じように発見する可能性が高いと思う。だから、普通に監視なんてできない。

今までの通り数人を監視するように一般の監視カメラをハッキングするだけで済むなら良いけど、そこまで対策されたら今のままだと手に負えないんだよね。

ということで、


「自分で高性能な機械を作ってバレずに監視できるようにしよう!!」


「「「「お、おぉ?」」」」


僕が声高く宣言するけど、皆微妙な反応。ちょっとやる気が足りないように感じるね。勿論、僕の発言の論理が飛躍しすぎているとも思うけど。

ということで、分かりやすく解説しよう。


「監視するにはやっぱり機械が必要だよね?」


「ま、まあ、そうだね?」


「でも、一応世界でトップを行ってるドローンでさえ気付かれたよね?」


「う、うん。……あれ、世界でトップだったんだ」


「そうなんだよ。気付かれたけどあれでも世界でトップなんだよ。……だから、更に高性能なものは自分たちで作るしかないよねって話!!」


沢山用意したけど、全部カメラやら盗聴器やらは世界でかなり最先端を行っているやつだったんだよ。それでもダメなら自前で研究開発するしか無い。

企業ほどじゃないけどお金はあるし、


「凄い力を持った子たちに手伝って貰えそうだからね」


「あっ。術も加えるんだ?」

「それなら機械で作る以上に高い隠密性を持たせられるかもしれませんね」


そこから始まるカメラの開発。

監視用だからということでドローンを買って調べてみたり、3Dプリンターで作ってみたり。そして、そこに力を持ってる子たちが隠蔽のために必要な術を色々と組み込んでみたり。


その結果、


「うん。50機いたら1機は分からないかな?」


そう言われるくらいのものが完成した。

かなり存在感が消えていて、僕や宿利ちゃんだと目の前にあったとしてもその存在を感知することができない。恐ろしい性能のものができあがってしまったよ。

でも、まだまだ改良が必要。なんだけど……


「そろそろ自作はきつくなってきたね」


「「「「そうだ(です)(っす)ね」」」」


自分たちで作るのもきつくなってきた。ただ、夏休みの自由研究や工作として作るには十分なもの。自由研究って言う宿題の1つを共同でこなすには良い感じだったね。

……勿論、内容に術とかそういうことは書かないけど。


「自作はきつくなってきたから、もうちょっと専門的なところから知識をもらいたいと思うよ!」


「どこかな?」


「それは……この会社だぁ!!」


僕は目をつけていた会社のパンフレットを皆に見せる。美少女5人が揃って顔を近づけてその内容を読み、


「会社?会社……だね」

「これ、普通に会社じゃ無いですか?これをどうするつもりなんですか?」


普通に機械系の会社のパンフレットで、これがどうかしたのかといった表情を皆している。

でもね。忘れないで欲しいんだよ。僕ってばお金持ちなんだから、


「ここを札束ビンタして、良いドローンの作り方を吐き出させるよ」


「「「「おぉ。金持ちな考え方」」」」


困ったときの札束ビンタだよ。とりあえず今日は少し株価が下がり気味だって話だったから、今日たくさん買えば良いよね。

……あっ。もし投資で財産を守ることに重点を置くんだったら、1度にまとめて買うのは止めた方が良いからね?小分けに色んな時期に買うことをオススメするよ。

と、そんなムダ情報は置いておいて、


「この会社のぉ~株式を~40%程買っちゃおうかなぁ~」


勿論そのために必要な申請も済んでいるよ。ということで、ポチッ!


「え?今いくら使った?」

「信じられない桁だった気がするんだけど」

「あんな気楽な感じで出せるような金額だったかしら!?」

「常識が信じられないよぉ~」

「一生働いても普通は得られないような金額に見えたっすけど」


使った金額を見て、皆驚愕している。この国の人口よりも多い金額を使ったからね。大体この国の人口の1000倍くらいかな?


「これくらい使えば、良い感じで企業の人がへこへこしてくれそうじゃ無い?」


「あ、うん」

「そ、そうだねぇ」


ん~?反応が薄いね。ちょっと足りなかったかな?

もう1億追加しておこうか。


「「「「また追加されたぁぁぁぁ!!!!!???????」」」」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 結構な数の誤字脱字がありますね。一度読み直してみてください。
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