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視界と世界


真昼の海に飛び交う雲

第六感が眠りに着く

カナリアの唄が遠く

草臥れた肉体を砂浜に横たえる

惑星が微睡む

平行線が絆される

目を閉じる

世界が闇に呑まれる




食パンと絵描き


 オタクちゃんの朝ごはんはいつも食パン。理由はジャムを塗るのが楽しいから! 白い部分はキャンバス、耳は額縁、ジャムは絵の具。赤色、黄色、紫色、今日はどれにしようかな?




ご飯と絵描き


「たまにはご飯がいい……」

 どっぺるげんがぁは愚痴を零した。

「でも、朝は食パンだから」

 オタクちゃんはパン派だった。

「もう飽きたよ……」

「私も味には飽きた」

「え? じゃあなんでご飯にしないの?」

「ご飯だとジャム塗ってお絵描きできないから……」

「ご飯で遊ぶな!」

 どっぺるげんがぁは怒った。

「でも、ご飯って真っ白だから、どうしても地味で……」

「納豆とか、卵とかかければいいじゃん!」

 どっぺるげんがぁはもう一回怒った。

「それだ!」

 オタクちゃんは目を輝かせた。




オタクちゃんとプール


 ぷかぷか。オタクちゃんがプールに浮かんでいる。仰向けだから太陽が眩しい。うつ伏せになると息が苦しい。だから、ぐるっと、回転してみる。

「どんな感じ?」

 どっぺるげんがぁは尋ねる。

「目瞑ってて分かんなかった」

 それから水の中で眼を開ける練習をした。




オタクちゃんとハンマー


振り回す

ぶち壊す

なんでもいいからぶち壊す!


「破壊! 破壊! 破壊!」


オタクちゃんは手当たり次第にぶち壊した

滅茶苦茶気持ちよさそうだった

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