表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

1

ギターと恋


オタクちゃんがギターを鳴らす

空気が軋む ぎぃぎぃぎぃ


オタクちゃんがギターを鳴らす

観客が泣く ひぃひぃひぃ


オタクちゃんがギターを鳴らす

ステージ崩れ がらがらがら


オタクちゃんがギターを鳴らす

世界が揺れる ぐらぐらぐら


オタクちゃんは楽しくて

一人の世界でギターを鳴らす




雨と飛翔


雨がしとしと降っている

街をひたひた静かに浸す

「あしたてんきになぁれ!」

オタクちゃんが飛ばした靴が

上昇気流に乗っかって

グングン遠くに飛んでいく

飴色の雲に穴が空いて、光がキラキラ差したのだ




蟹とオタクちゃん?


 十字路を蟹が渡るのが見えた。

「今晩のおかず!」

 オタクちゃんは追いかけた。

 蟹は狭い路地を駆け抜け、フェンスを潜り、縦横無尽にオタクちゃんを翻弄した。しかし蟹は足が十本あるので疲れるのが早かった。徐々に二人の間にある距離が狭まってくる。行き止まりに追い詰めたオタクちゃんが蟹に手を伸ばす。

「捕まえた!」

 その瞬間、蟹はハサミでオタクちゃんを一刀両断。なんともう一人オタクちゃんが生まれちゃった! オタクちゃんが戸惑っている隙に蟹とどっぺるげんがぁが逃げ出してしまう。

「待ってよー」

 住宅街を蟹とオタクちゃんとどっぺるげんがぁが駆け抜ける。




オタクちゃんと早起き


目覚まし時計がジリリリと鳴る。オタクちゃんは乱暴にアラームを止めて歯軋りをする。ギリリリ。




朝焼けと白菜


朝焼け。空が真っ白に染まる。「白菜の白だ!」オタクちゃんは嬉しくなって叫ぶ。「おいしそうだね」どっぺるげんがぁは思わずヨダレを垂らす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ