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桜を観賞したい・・けど  作者: nanaちゃん
1/1

こんな人はどうしたらいいの?


新橋の夕方は食欲をそそる匂いが充満している。


焼き鳥を焼く醤油の焦げた匂いや、イタリアンのニンニクの香りetc・・


女性なら食欲に繋がる連想も、ジジイになると冷えたビールや酒に繋がる。


仕事を終えて、気分転換に一杯やりたいと考えるサラリーマンで、街は賑わいを見せている。




兄弟と待ち合わせをしている鶏料理の専門店が見えてきた。暖簾をくぐると威勢よく声がかかった。


「あっ!どうも!いらっしゃいませ!」「いつもの個室へご案内して!」と、続けてカウンターの中から店長がホール係に声をかけてくる。




奥の個室に通されると兄弟はもう来ていた。


「あっ!早いね!会長さんを待たせては失礼だな!」と冗談を言うと、「心にもないくせによく言うよ!」


と、口元に笑みを作り迎えてくれた。




暫くは、お互いの近況報告を兼ねた四方山話を続けていたが、一頻り話し終えたタイミングで


「それで、相談てのは何かな?」兄弟が訊いてきた。


「うん!実話さぁ~、どういう訳か首相と桜を見る会の案内状が会社に届いてさ!」


「おーっ!良い話じゃないか」


「いやいや、よく考えてみろよ!三年前の仕事のことがあるじゃないか!?」


「三年前?」と兄弟。


「君の知り合いの依頼を受けたことを忘れたのか?」


「えっ!何だっけ?」




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