表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

第3話 アラック、ブラコンになる。

全てが残念です。すみません。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ」

君達。これは誰の声だと思う?

そう。

俺さっ!

え?近所迷惑?ちょっとちょっと、言いがかりは辞めてよー

こんな事になってるのは、

シュリドシューマンのせいである。


10分前。

「ん、んん…」

「「アラック/兄様…」」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ」


お分かり頂けただろうか。

この未知な2人の行動を。

起きたら両脇にシュリドシューマンがいるのだよぉぉぉお

「あ、兄様!起きたんですね!兄様の抱き心地は凄く良かっごフッ」

「アラック!起きたんだな!アラックは柔らか、ごフッ」

「いい加減にしろぉぉぉお」


「…」

「アラック、なんでそんなに機嫌が悪いのかしら?」

「何か悪い事でもあったか?」

綺麗なお母様と平凡顔のお父様が言う。

「あったっ!」

「…兄様…」

「アラック…」

めっちゃ申し訳なさそうな顔してるけど、許さないからなっ

絶対に!

「あらぁ、シュリド?シューマン?何かあったのぉ?(黒笑)」

「「お、お母様…」」

「アラック、あぁ、アラック、大丈夫だった?」

「うん、お母様!」

「アラック、イケメン!」

段々お母様のイメージが崩れていくんだけど。

気の所為?気の所為だよね、うん。

「兄様…許して…?」

か、可愛い…

「シューマン可愛いぃぃぃ」

「兄様っ♪」

「アァァアラック!」

「お兄様は許してないから。」

ここに差別が生まれたのだった。


「兄様、図書室行きましょ!」

「うん、行こうか。」

「アラック!俺も」

「お兄様は後でね。」

「くぅぅぅ」

「じゃ、お兄さ」

「はい、お母様のクッキー。」

「お兄様大好き!」

食べ物に釣られるのは良くないよ。

でも無理だよ。

だってお母様のだよ?!

お母様の手が…

ゴホン。

なんでもないよ?うん、なんでもない。


「兄様、属性魔法はなんですか?」

「え?属性魔法…?」

ま、魔法、だと…?!

夢に見た魔法がある…?

異世界やっほーい!

「兄様?」

はい、キャラ崩壊しました。

「俺、まだ分かんないや。」

「じゃ、兄様やりましょ!測定っ!」

測定、魔法って測定でやるもん?

ま、いいか。


「お父様!」

「おぉ、シューマン、アラック、どうした?」

「僕達、属性魔法の測定に来たんです!」

「まだ俺も知らなかったし。」

「そうか、そろそろだな。」

そして床が光った。

「この魔法陣の中に入れ。まずどっちからだ?」

「あ、兄様、先やってもいいですか?」

「いいよ、シューマン。」

「はい、兄様♪」

ブラートコンプレックス?んな訳…

あるな。

いやだってめっちゃ甘いもん。

シューマンには。シューマンには。

「おぉ、流石俺の息子だ。ウォータ属性とネイチャ属性だ。流石だぞ。」

おぉ、流石俺の弟。

「兄様、次は兄様ですよ!」

「うん。」


「…」

「…」

「「え…?」」

残念ですみませんでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ