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戦国異世界で國盗りの翁  作者: 大上
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現状整理

ふう・・・・少し落ち着いた。


自身に降りかかった災難を嘆いても何も始まらない・・・

始まらないがそれにしてもだ!

なんだ妖怪って!人を食ったりするのか!


〈そのとおりでございます。正確に申し上げると人間の精神、つまりは魂を好んで吸収します〉


「食われるとどうなる」


〈魂と肉体は対をなすものでありますので、取り除かれれば呼吸を行うだけの肉塊に成り果てます〉


くそったれ!なんて世界に来てしまったんだ。

本当なら普通の戦国でうまいことのし上がって・・・クソ!

当初立てていたプランはまず使えまい。だとすると・・・


「その妖怪ってのは強いのか」


〈ひとくくりに妖怪といってもその種類は様々です。種族は種族に見合った強さがあり、戦力別におおまかにランク分けされています。下から順に

5級

4級

3級

2級

1級

王級

帝級

神級

となります〉


ランクか・・指標となるものがあるのはわかりやすいが・・

今後の戦力の目安程度には役立つだろう


「それで、スキルってのはなんなんだ」


〈スキルとは世界の理が認めた使用者の技術、または特性を《絶対的な能力》としてこの世に体現するものです〉


ははぁなるほど。

だから俺のスキルは前世でなしえた経験に準じていて、それをこの世界の理とかいうものがみとめてくれたのか。なんかうれしい。


〈あなた様がお持ちのスキルを解析しました。

剣術、柔術、商売、謀略の達人はその名の通り各分野で達人、つまりこの日ノ本でトップクラスの実力者とも渡り合える能力です。

次に王のカリスマは固有スキルであり、人妖問わず魅了し仲間にしてしまうことがある能力です。

そして強貪欲も固有スキルです。殺害した者が持っていたスキルを奪い、あなた様のものにすることがあります。

最後にわたくし付喪神でございます。僭越ながら道中の補助をさせていただきます。なんなりとお申し付けくださいませ〉


大体の理屈は分かった。確かにここは元の世界とは根本的に異なっているようだ。だがあのころの何倍も楽しめそうかもしれんな。


御しやすく複雑だった世界はいい意味で単純になってくれたらしい。




それで・・・いったいここは何処なんだ?












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