担任〜前編〜
(注意;この話は主人公が視点の話ではありません。
では誰の視点なのか、それは本文でお楽しみ下さい)
初めまして、私の名前は沖村 砂波と申します。
職業は一応、教師ということになっています。
今回は私の視点で私が勤めている学校の生徒を紹介したいともいます。
まず、私が勤めている学校ですが性転換者が通う女子校ということになります。
この世界では一定数の方々が後天的に性転換する世界。
と言ってもそういう人たちはごく少数。
だから全国の性転換者がうちの学校に編入されます。
我が国では男子校が1校、女子校が1校だけ存在します。
それだけで充分足りるぐらい性転換者が少ないのです。
しかも小中高一貫教育で性転換者が出る度にここに編入してきます。
小学校段階では非常に児童数が少なく、中学、高校とどんどん編入していきそれでも私が受け持つ高校1年生のクラスでは20人しかいません。
だいたい1学年に付き1クラスといったところでしょうか。
これだけ人数が少ないと一般的にもそう言う人たちの存在は知られていません。
だから意外と卒業生は偏見もなく社会に溶け込めます。
それでも大変ですが。
私がこういう人たちの存在を知ったのは大学在学中です。
一応言っておきますが私は性転換者ではなく生まれてこの方ずっと女です。
私が知ったきっかけは姪が急に性転換したことです。
一応言っておきますが姪は男性から女性の性転換です。
このときは親戚一同大騒ぎでした。
そしてその姪は今私のクラスにいます。
ちなみに私は姪の性転換よりも姪自身に驚きがあったのですけどそれはまた別の機会に。
次に私自身の説明をします。
私、沖村 砂波は自慢じゃないけど小さい頃は神童と呼ばれました。
国語、数学、英語、理科、社会、音楽、家庭科の教員の専修免許状を持っていてこのクラスの体育以外の全ての授業を受け持っています。
茶道、華道、日舞は師範の資格を持っていますし、楽器もプロ並みの腕前。
10カ国語の通訳の資格も持っています。
他にもいろいろと手を伸ばして全てプロのレベルに達しています。
そんな私には悩みがありました。
何をやっても人よりうまくいくのです。
だから何をやってもつまらない。
そんなとき私が出会ったのがライトノベルやマンガでした。
実は私大学に入るまでにそういったものに触れたことがありません。
大学では2次元文化研究会に入り存分にBLの世界にはまってしまいました。
今の私には2次元が全てなのです。
そんなときにこの学校のことを知ったのです。
リアルBLの世界、私は即この学校に勤めることを決めました。
いろんな研究室の誘いを断って。
そして今ここに勤めているのです。
私はBLも大好きですがGLも好きです。
幸いこの女子校は普通の学校と違いカップル率が高い。
その日の気分によって元男の子同士だからBL(このときは性転換前を想像して)、女の子同士だからGL、精神は男の子相手の肉体は女の子だからNLと楽しんでいます。
しかもこの女子校は美少女率が高いです。
とても元男の子たちとは思えないほど。
眼福極まりないです。
その中でも私のクラスにいる絶世の美少女ベスト5を紹介したいと思います。
まず1人目は鹿田 雪羽ちゃん。
女の子初心者でとても初々しいです。
背丈も小さくとてもカワイイ。
まだ女の子としての常識には疎く言葉も男言葉、これからの成長が期待できるロリ美少女です。
次に紹介するのは井瀬木 花梨ちゃん。
うちのクラスの委員長です。
性格もしっかりしていてクラスのリーダー的存在です。
ただ問題なのは女の子はこうあるべきだという概念が強く頭が固いところ。
でも立派な女の子になろうと頑張っています。
眼鏡が似合う知的な美少女です。
3人目は二子 妹夕ちゃん。
普段はおとなしく無口な女の子です。
最近、鹿田さんとつきあい始めたようです。
女の子と何かあったようで女性恐怖症とのこと。
徐々に解きほぐしていきたいと思う。
鹿田さんとつきあい始めたことで女性恐怖症も少しは良くなるといいんだけど。
この娘もロリ美少女ですが鹿田さんより背丈は上。
鹿田さんとのカップルはまるで小学生姉妹のよう。
見ていてほっこりします。
ちなみにこの娘は双子ではないし下に妹がいるので長女と言うことになります。
4人目は九之坪 鞠投ちゃん。
性転換前はプロも注目するぐらいの野球の腕前だったそう。
ちなみにポジションはピッチャー。
プロ野球選手を目指していたそうですが夢かなわず。
現在はソフトボールのピッチャーとして復活を試みているそうです。
さわやかイケメンスポーツ美少女です。
5人目は私の姪、沖村 波音ちゃん。
この娘は話すと長くなります。
なんてたって小さい頃から知っていますから。
この娘の話はまた別の機会に。
ちなみにこの娘はファッションに余念の無いふわふわ系美少女。
他にもかわいい娘は沢山います。
そして私の毎日も非常に幸せです。




