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5 四季王国の女王様

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■



『ちょうどその頃、塔のある四季王国に

秋の女王様を載せるペガサスが舞い降りた。

秋の女王様は、部下に持たせた通行証を読ませ

兵に城に入る許可を貰った。』




城下町を堂々と歩く秋の女王様を見ての

民たちの様子は様々で


知秋が、城に向かうため歩いていると

様々な者の声が聞こえてきた。


「ひぃ…確か、あのかすみの盗賊団は知秋様が片付けたんだよな?」

「やべぇじゃねぇか…俺等バレたのか?バレてないよな?」


それは、悪い事を行っていて私を恐ろしがる者だったり


「今回は何用なのだろうか?」


と、普通の反応をする者。


「有難やぁ~有難やぁ~。」

「きゃあぁ~!知秋様よぉ~。」


などと、私を崇める者達が居た。




『そんな秋の女王様は、国王様のおられる場所にたどり着くと

国王様の前で跪き


冬の女王様が篭っておられる塔への

入室を許可してもらい、塔のもとへ向かった。

そして、塔のもとへたどり着くと、あかぬ門の前で冬の女王様に聞える様に

声を張り上げ挨拶あいさつをした。』




「冬湖よ!元気にしているか!」




『すると、門の向こうから幼き声が帰ってきた。』




「…知秋お姉しゃま!?わ~!!

あ、アタシ元気だよ!あとね、皆が来なきゃココ開けないの。

知秋お姉しゃまが風邪引くの嫌だから、城で温まってて!!」


知秋は、元気そうな妹の声に満足して笑みを浮かべた。


「そうか!分かった。

後もう少ししたら皆揃みんなそろうから、部屋をお片付けするんだぞ!」


「は~い!!」




『元気そうな声を聞き届けた秋の女王様は満足し

部屋に戻っていった。

そして、夏と春の女王様の到着をまたられた。


四季王国城のもとに、3人の四季を司る女王様が集まられた。

それを確認すると、ずっと開かなかった塔の門が開かれ

3人の女王様達は冬の女王様のもとへ行く事ができました。


冬の女王様に何故このような事を行ったか尋ねると

その場に泣き崩れ、寂しかったからと理由を言った。』


http://18749.mitemin.net/i221375/

挿絵(By みてみん)


お気に入りのヌイグルミを抱きしめ、しゃくり上げながら


「迷惑かけたの分かってる…でも、でもね!

アタシ…寂しかったの!!お姉しゃまと…もっと遊びたかったの!

寂しかったよぉ~!!」


そう言った。

春華も呼夏も、そして知秋も唯それをなぐさめる事しか出来なかった。




『40年に1度、四季の女王様は力を次期王女に授けます。

しかし、前期冬の女王様は不治ふじの病にかかり

当時3歳だった冬の女王様に急遽きゅうきょ力を授けたのです。

まだ心構えが出来ていない、遊び盛りな子に…。』



3人は、冬湖の様に、それを訴えようとも考えた事がなかった。

「決まりだからしょうがない」と言い聞かせてきた呼夏と知秋は

何も言う事が出来なかった。




『冬の女王様はまだ4歳。

物心が付いて直ぐ女王になった彼女には

伝統きまりであったとしても姉妹きょうだいと遊べない事は退屈だったでしょう。

さぞかし塔生活は監獄の様に感じられていたでしょう。


他の女王様達が同情で言葉が出ない中

春の女王様がある提案を出しました。』


(冬の女王様)冬湖、泣いているシーン

書いてみました。

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