1 四季王国の女王様
言葉が苦手なので
変な文になっているかもしれませんが
よろしくお願いします。m(_)m
「この惑星の面積を10とすると、陸地と海で7:3だよね。
その中で陸地の面積を10とすると
四季大陸と冷氷大陸で8:2の大陸が2つある。
…なんか地理の勉強みたいな説明だねコレ。」
「おじちゃん分かんない~。」
「ごめんごめん。アメリヤ、飴をあげるから大人しく座ってね。」
赤い帽子を被った30~40歳くらいの男性が、飴を渡す。
アメリヤという名の少女は、嬉しそうに受け取り、口に含んだ。
石畳の地面の上、大きな噴水の横に座る
赤い帽子のオジサンを囲んで
アメリヤの他に、13人もの子供たちが座っていた。
「じゃあ、そろそろ本を読みましょうか。」
そう言ってオジサンは、分厚い本を開いた。
仕掛け絵本だった。
絵が飛び出すように、動き出す仕掛け絵本に
周りの子供たちが絵本を見つめ、目を輝かせた。
そして、オジサンの声に耳をすませた。
「この四季王国には名前の通り春・夏・秋・冬が
存在している事は知っているよね?」
「うん。各地の女王様が
城の中庭にある塔で過ごす事で、四季が来るんだよね?」
オジサンの前に座っていた少女ミレーヌが
手を挙げながら元気に答えた。
すると、オジサンは感心したように頷く。
「よく知っているね。その通りだ。」
そう言ってイチゴ味の赤い飴をあげた。
「じゃあ今から、四季王国の昔話をしようじゃないか。」
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『…昔々あるところに
春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままでは
いずれ食べる物も尽きてしまいます。
困った王様はお触れを出しました。
《冬の女王を春の女王と交替させた者には
好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。》
そのお触書を見た、城下町の若者達は大騒ぎ。
様々な方法で、冬の女王を交代させようとさせましたが
1週間たっても、交替させられた人はいませんでした。
…そんな中、2人の女王様が、
ついに動き出したのです。』
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地図書いてみました。