表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミはいない。  作者: 花様月蝶
1/1

仲人

新たなる人物、宵月さん。





























こういう人が、書きたかったのです。

「おーい、しっかりしてるか?!


ぼんやりとしていた顔を除き混んだのは、同僚の男、宵月よいづきだった。

藍色の髪をかき分け、木風のとなりに座る。


「宵月…お前なんで」

「どうせ、思い出してたんだろ」


内側のポケットから取り出した煙草に火をつけ、吸い始めた。

宵月は無類の煙草好きだ。


「吸うか?」

「遠慮する。吸わないって約束してるからな」


そんな木風に宵月は、深くため息をついた。

と同時に、罪悪感が押し寄せた。


「わりぃ」








木風にとって暁は、唯一無二の大切な存在だった。

結ばれるのには時間がかかったし、お互いを理解するのは無茶だった。


暁の第一印象は、喰われやすいだった。


ほんわかしていて、マイペース。常に控えめでにこにこ笑っている。


そんな暁に木風は、少しだけ興味を持った。

と同時に、馬鹿にしてしまった。


(こんなの…直ぐに殺される…)


商業としての感覚、根っからの母性本能が起こしてしまった。

そこからだ。二人が行動し始めたのは。












無事にそして長年かかり、二人は結ばれた。


無謀だった二人が結ばれたのは…仲人がいたからだ。

その仲人が、宵月だったのだ。


お互いの事は、部長と言う立場で知りつくし、それを利用したのだ。
























「今思えば…暁さんはお前の全てだったんだな」

「は…?」


煙草の灰を落とすと懐かしいように目を細めた。































「覚えてないのか?お前、自分で依存してるって言ってたんだぞ」












依存発覚。
























シリアスですけどね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ