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07.菜花

 影が寝てしまっていたので、僕が風呂敷越しに生首を掴んで棚に戻す。


「やや、申し訳ない」

「地図帳が気になるの?」

「うむ。今居る場所を教えていただきたく」


 僕は地図帳を開いて生首の前に置いた。


「今はここ。生首の出身地の下総はこの辺り。えっと匝瑳市はここだね」


 関東のページを開いた。

 菜花が書いてあるあたりを指で差すと生首は「なるほど」と頷いた。


「一日歩けばつくだろうか」

「どうだろう」


 タブレットを出してきて、地図アプリでルート検索をする。


「大人の足で十五時間歩けば行けるらしいよ。でも僕の足だともっとかかるし、あなたを抱えていたら十五時間ぶっ通しでは歩けないよ」

「そうさなあ……それがしの足がないばかりに」


 ないのは足だけじゃないけど、そこは黙っておく。


「電車も……僕だけだとなあ。それに生首を電車に持ち込んでいいか、わからないし」


 犬猫とか自転車は別料金がかかったと思うけど、生首料金についてはわからない。

 生首はじっと地図の菜の花の絵を見つめていた。

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