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25.どうか

「そういうわけで、それがしが戯れに付き合おうぞ!!」

「結構です」


 意気揚々と笑顔を向けた生首に、猫娘が即答した。


「遊び相手を求めているのでござろう? それがし、小童の相手は得手ゆえな」

「見ろよ、あの猫娘の顔。ウケる!」

「やめな、影。気持ちはわかるけど」

「うっさい! 聞こえてるわよ、そこ!!」


 猫娘はキーキーと地団駄を踏んでいるけど、生首のキラキラした笑顔を見て諦めたらしい。


「しゃーないわね、遊んでやろうじゃないの」


 そう言って猫娘が取り出したのは……お椀?


「むむ、博打でござるか。良い良い、得手でござる」

「はん、吠え面かかせてあげるわ」

「何しようとしてるの?」

「丁半博打だな」


 首を傾げる僕に、影が教えてくれた。

 サイコロを振る賭け事だという。


「あなたが振って。あたしと、そこの生首が答えるわ。生首が一度でもあたしに勝てたら終いにしてあげる」

「ほほう、手並みを拝見といこうか」

「猫娘が勝ち続けたらどうなるの? 僕、晩ごはんまでに帰りたいんだけど」


 猫娘はニヤーっと笑った。


「あなたが帰らないと、父君が迎えに来るでしょう?」

「父さんは既婚者だし、母さんのこと大好きだから猫娘なんかに興味ないよ」

「それを唆すのが腕の見せ所なのよん」


 影がため息をついた。

 生首は「そうかそうか」と頷く。


「どうか、安心して待たれよ。貴殿の父君に何かあると、それがし体を探しに行けなくなるゆえな」


 仕方ない。

 どうしても、どうしようもなくなったら、父さんが助けてくれると思うし。

 僕は影に目配せして、賽を振った。

今日から明日にかけてと、最終話がわたくしの本領発揮回なので、楽しんでいただけると嬉しいです。


***


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