第48章:人生最後のクラス会(12):結ばれなかった恋人候補(2)・・・深沢見知子ちゃん(その2)
・・・ぼくは、このみっちゃんも含めて、
高校時代には、クラスメートの女子とも、
先輩・後輩の女子生徒とも、ほとんど口を利いたことがなかった。
・・・別に「シャイ」だったわけでもなく、
ただ、「なんとなく」そうなっていたのだ。
とくに、勉強を完全に投げ出して、学校が心底嫌になった、高校2年の夏以降は、その傾向がさらに顕著になっていった。
コレも前に話したかとは思うが・・・
ぼくが破滅的に成績が下がる前から、
太った体型や、極度の汗かき体質などのこともあり、「田村グループ」という、数人の女子から成る集団からぼくは、それとなくからかわれ、陰口を叩かれ、さげすまれていた。
・・・きっと、読者の皆様の中には、ぼくと同じような扱いを受け、屈辱的な思いを、現役時代、されていた方もおられるかもしれぬ。
まぁ、
青春時代には、こういった「男女間のいざこざ」なり、
「体型や成績に関するイジメ・からかい」なんていうのは、ある意味、
「ツキモノ」ではあるが・・・。
残念ながら、当時のぼくは、いま以上にナイーブで、傷つきやすく、モロい精神構造・ハートをしておったので、
前述の「田村グループ」に属していたみっちゃんを、どうしても好きにはなれなかったのだ。
そんな中・・・
ぼくをそれとなくからかい、嘲笑していた彼女が、
ぼくに対する「見方」「印象」をガラリと一変させてしまう事件・・・いや、出来事が起きたのである。




