第37章:人生最後のクラス会(1)
2016年11月。
東大への楽しく、そして意義深い旅行から戻ったぼくは・・・
いつになく興奮していた。
ある日のこと。
帰宅したぼくは、母が自室へ届けてくれた、
一通のハガキを目にし、なにか、「武者震い」のようなものを感じていたのだ。
そのハガキは・・・
母校、矢板東高等学校からの、20年ぶりの「クラス会」・・・つまりは、
『同窓会への招待状』であった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・その日から溯ること20年の、
1996年秋。
ぼくは、「弓井君」「加藤君」の、高校時代の親友2人とともに、
栃木県の鬼怒川の温泉ホテルにて、1989年3月の卒業式以来・・・
7年ぶりに、当時の「3年6組」のクラスメートや担任の藤田先生と再会した。
ほぼほぼ「全員参加」の・・・卒業以来、初めて開催された、高校のクラス会だった。
実はぼくは・・・
先生とは、1990年に一度再会している。
ちょうど、美絵子ちゃんとの「リマッチ」が終わり、秋に入って、少し、体重が戻り始めたころだった。
あの苦しい減量から解放され、長らく禁止していた「お菓子」や「アイスクリーム」を解禁しはじめた時期でもあった。
地元に当時あった、「うさぎ屋」という本屋兼ビデオレンタル店で、先生とバッタリ会ったのだった。
「・・・栗原君。ずいぶん、やせちゃったんじゃない・・・?」
先生は、あいさつも抜きで、いきなり、そんな「第一声」をぼくに放ってきた。
「ええ。いろいろあって、かなり減量しましたので・・・。」
「ふーん、そうか。ずいぶん、昔と印象が変わったよね。それじゃ・・・。」
・・・実にあっけない再会劇であった。




