第14章:「教育課程」の改悪による罪つくり行為について、ものもうす!! ~ あんたら、「再受験者」や「多浪生」をバッサリ切り捨てる気だろ?
・・・何も、いまに始まったことではない。
大学入試や高校入試には、むかしっからツキモノであり、ある時期、必ずや訪れる、
浪人生や再受験に挑む「リベンジ組」にとっては、
まさしく、「切捨て御免」の、問答無用・無言で迫る、事実上、これは「門前払い措置」「降伏勧告」といってもいいだろう。
「教育課程のアップデート」・・・
つまり、生徒の受ける授業内容の一部や、大幅な範囲での大改革・変更というものが、定期的に行なわれることは、皆さんもきっとご存じのことと思う。
その最たる例が、ほかでもない、
「センター試験廃止に伴う、大学入学共通テストへの移行」であろう。
ぼく自身は、
後述していくが、東大の二次試験までは進めず、センター試験で撃沈し、
その後、共通テストに切り替わったタイミングで、「東大への挑戦物語」を、自ら放棄してしまい、ぼくの大学進学への夢は、ここで完全に絶たれたわけである。
「もういいよ、わかったよ。やーーめた。バカバカしくて、やってられっか。これ以上、あんたらの『お遊び』には付き合ってらんねー。俺はこれから、多言語学習1本に絞って、あんたら全員のハナをあかしてやるぜ。せいぜい、覚悟しな!!」
・・・あぁ、負け犬の遠吠えですね。
なさけなや、なさけなや(笑)。
2011年10月28日に、再学習を開始したはいいが・・・
この「教育課程の変更」には、ほとほと泣かされたものだ。
特に、数学で、その傾向が露骨なほど顕著であった。
数学Ⅲで扱う、「行列」が、長らく、理系大学へ進学する生徒の、二次試験の数学における必須科目であったのだが、
ある年を境に、その項目が見事に削除され、かわりに、
「複素数平面」などという、初めて耳にする分野の学習を余儀なくされることになった。
まぁ・・・
突き詰めれば、両者は密接にからみあっており、「図形の回転」というものに深く関わっているのであるからして、
実質は、同じ内容の学習をしていたわけではあったが・・・。
数学では、そのほかにも、こんな改革があった。
センター試験の数学での、「統計学」の採用である。
科目の正式名称は・・・「データの分析」。
もちろん、現在の共通テストにも、バッチリ受け継がれている。
「箱ひげ図」とか「ヒストグラム」とか、「分散」とか「標準偏差」とかの、
中学校の数学で、昔ちょっと触れた程度の統計学の基礎などが、バリバリの必須科目として、受験生に課されることになってしまった。
だから、教育課程が切り替わる前に、大学入試に合格した者はいいが、
入試に失敗して、翌年以降、新過程に切り替わった入試問題に挑むハメになった浪人生にとっては、
コレは、「システムの改悪」以外のなにものでもなかったのである。
ていのいい、「やっかい払い」のつもりかい・・・?
多年浪人生や、再受験の中年受験生ゴロシじゃねーの、コレって??
もはや「イジメ」とか「いやがらせ」なんつーレベルの話じゃねぇわな、こうなってくると。
現役のピチピチとして若く、イキのいい人たちしか、大学へ行っちゃいけないのかい??