表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

104/114

第103章:総括(22):神経痛との闘い(その5)

 ・・・だんだんと冬が近づくにつれ、それと比例するかのように、


 痛みも増してゆく。


 そして、


 「ミゾオチ」の痛みと並行するように・・・


 今度は、ちょうどカラダの真向かい、


 反対側あたりの、肩甲骨と肩甲骨の真ん中を中心としたエリアの激痛も追加された。


 (コレは・・・ただの痛みじゃねぇ。)


 (早く、医者にいかなくては・・・死ぬな。)


 ところが、


 どこの病院にかかっても、原因はつかめず、


 しまいには、


 栃木県の自治医科大学付属病院・・・つまり、


 ぼくがいま現在、糖尿病の定期健診でかかりつけの総合病院にて、


 MRI検査、レントゲン検査・・・最後には、


 「髄液ずいえき検査」まで行なったが、


 依然いぜんとして、原因は不明のまま。


 痛みの種類としては、


 あの「帯状疱疹たいじょうほうしん」と同タイプの激痛だった。


 うちの母も、ちょうど同じ時期に、帯状疱疹になったから、間違いない。


 チクチクするような「疼痛とうつう」があり、


 ひどいときには、


 まるで、鋭利えいりな「焼け火箸ひばし」の先端ででもつつかれたような・・・


 「グサッ!」とした激痛も。


 そんなキツイ痛みが、


 ランダム・・・本当に「気まぐれなタイミング」で、


 カラダ全体のあちこちの、


 思いもよらぬ部位に、襲いかかってくるのだ。


 しかしがら、


 帯状疱疹ではなかった。


 なぜなら、


 カラダの「両側りょうそく」にはできないからだ。


 帯状疱疹の痛みは、


 半身・・・つまり、カラダの半分に出る症状。


 ぼくのように、 


 左右均等さゆうきんとうに出てくることは、絶対にない。


 ・・・病院、すなわち、


 「西洋医学」に見放されたぼくが、次に目をつけ、救いを求めたのが、


 漢方かんぽうを中心とする、


 「東洋医学」だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ