第100章:総括(18):神経痛との闘い(その1)
・・・2017年、9月。
ぼくは、
旧・今市市の、元・ボーリング場の解体工事に伴う、警備業務をしていた。
昭和時代には、
あれほど隆盛を誇った「ボーリング」という球技も・・・
時代や人の変化により、
衰退の一途をたどっている感がある。
現在の「さくら市」・・・
旧・氏家町にあった、
『スカイボール』というボーリング場も、
地元民に惜しまれつつ・・・
解体され、いまは「更地」「管理地」となっている。
今市の、先に述べたボーリング場の廃墟は、
重機で、窓ガラスごと、
「バリバリ!」
「メリメリ!!」といった感じで、
毎日、少しずつ、建屋が崩され、解体されていった。
「XXX産業」という解体業者が、その作業を請け負っていたのであったが・・・
そこの担当の「現場監督」がまた、
変わった男だった。
ワンマン・・・というのか、
ちょっぴり「ヤ●ザ」や「チンピラ」が入った調子の、荒っぽくて、すぐに怒鳴るタイプの人間。
見た目は、
あの演歌歌手・・・「橋幸夫さん」を、
「極道風」にアレンジした感じかな♪
・・・なかなか、イイ男だったぜ。
良く評価するならば・・・
「個性的すぎる男性」(笑)。
彼いわく、
「・・・オレ、自分でも思うんだけどよ。もっと『個性』ってヤツを、前面に出していったほうがイイと思うんだよなぁ・・・。」
すかさず、同僚からツッコミが入る。
「いや、菅谷さん。もう、じゅうぶん『個性的』だって。それ以上、個性出さなくてもいいよ。」
「あんれ、そぉけぇ・・・? かかかか。」
(・・・笑ってる場合じゃねぇよ。あんたほどの個性的な男を、ほかに当たるほうがムズカしいんだって。)
今度は、ぼくが心の中でツッコミだ(苦笑)。
ぼくらは、
作業員も含めて、毎日毎日、
彼の顔色をうかがいながら、作業なり警備に従事していた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そんなふうに、
まじめに警備業務をこなしていたぼくではあったが・・・
どうしても、「ストレス」がたまり、
とうとう、
現在にもつながる・・・
悪質な「便秘症」になった。