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ネットで他人を叩いている人を見ると、悲しい気分になるという話

作者: 朝日 橋立

特別な論理とか、そういったものに欠けるでしょうが、宜しくお願い致します。

ネットというのは便利なツールで、文字を打ち込むだけで気持ちよくなれます。

それに、たいした反撃もされません。

やり過ぎたら訴えてくる人も居ますが、色々と手段を講じればその可能性も限りなく低く出来る。プロキシとかね。


だからこそ、ネットで他者を馬鹿にする人を見れば、もう形容の出来ないくらい悲しい気持ちになります。

その悲しい気持ちとしては、憐れだなというのが大部分を占めるでしょう。


そうですね……例えば、有名人の異性交遊が良い例えかも知れません。

具体的に誰かを例にすると、ちょっと失礼だと思うので用いませんが、アイドルとかが誰かと付合ったり、性交渉をすればネットで叩かれることと思います。

「ファンを裏切った」とか「ファンのことを考えてない」とか「お金を払って損をした」とか色々ね。


正直私には、その感情が理解できないわけです。

特に誰かのファンであると言うことがないから、というと反論は出来ませんけど……。

まあ、しかしながら侮辱の際に用いられる論理というのは、些かふざけたものが多いと私は思います。

その馬鹿さに私は、憐れだと思うのです。


例えば「ファンを裏切った」というのは、よく分かりません。

勝手に期待をして、勝手に裏切られて批判をするというのは、どういった論理でしょう?

やっていることが当り屋とそう変わりません。


それにあくまでファンとアイドルとか、芸能人は友達ではないし、恋人でもないのです。

提供者と顧客の関係に過ぎないわけです。

まあ、勿論その関係性的に信用と信頼は不可欠なものでしょう。

しかし、だからといってその交友関係に、どうして口出しを出来るでしょう。


提供者の与えるサービスが、劣化したというのならば顧客が批判をするのは正当です。

例えば、純粋無垢とかそういったことを売りとしている有名人ならば、批判されるのも当然かも知れません。

それは顧客に対する明確な裏切り行為でありますから。


しかし、別に普通の芸人であるとか、配信者であるとか、それらがファンと如何なる行為をしても、別にそれは問題のない話でしょう。

浮気をしたというのなら、少々問題でありますが、誰とも付合っておらずというのなら、誰を裏切る訳ではありませんから。


同じ事が「ファンのことを考えてない」というのにも言えます。

どうして顧客のことを考える必要があるでしょう?

提供者側にズケズケと物申す、そうですね……いわばクレマーの論理です。


このようにあまりにもネットの侮辱というのは、くだらないものが多い。

というか私が思うに、ネットで侮辱するという考え自体が滑稽です。

侮辱するならば、現実で本人に直接言え、と言うと多少問題があるように思いますが、私自身は匿名で顔が見えず、そして名前も晒さないというのは、卑怯だと思うわけです。

侮辱したいのならば、顔と本名を晒せと思うわけです。しないのであれば、あまりにも不公平だ。


まあ、言うなればその滑稽さ、馬鹿らしさ、くだらなさ、それらがあまりにも憐れなのです。

きっと知性に欠けるだけでなく、品性もなければ、理性もないのであろうと思わざる終えません。

それかただ気持ちよくなりたいだけの、サイコパス気取りの愚者か……。


そういう自意識過剰の人を見ていれば、少々胸が痛くなって悲しくなるのです。

ああいう人にはならない様にしよう、あまりにも自分を辱めている、とね。

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