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姫様の守護者は見習い勇者  作者: ゴーヤウリウリ
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1-8-4

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朝5時に本日の家庭教師が終わった。さすがに姫も5時には眠たくなったみたいだ。俺はそのまま地下室の床で寝ていると朝8時に目が覚めてしまった。

「しまった。完全に遅刻だ。赤点の上に出席日数まで足りないと留年だ」と急いで着替えて学校へと向かった。どうにか一時間目の途中から間に合ったが

「遅れて、すいません」と教室に入り席に着くと、チャイムの音で次に気が付いた時は午前の授業が終わっていた。


本日の授業も午前中までなので、俺は学校にまるで寝るために行っているようなものだったが、そんな事は気にせずにマンションに戻った。

そうそう、いつもなら学校から直接事務所に行くので、こんな時間にマンションには帰って来ないのだが、ここ数日、珍しく人とエントランスですれ違っている。その人はお昼にでも出勤しているのだろうか、そう言う勤務形態の会社もあるから不思議ではないのだが。


先ずは地下室の戻って姫の確認をした。

「今日は確かにまだ寝ている。よし、確認」と買って来たごはん大盛りの弁当を置くと、次に自分の部屋に戻って弁当を食べて、数学を今朝までしたところを復習すると

「おっお、すらすら解けるぞ」と驚いた。さすがにそこはまだ1年の2学期までだったが

「この分だと、今日で1年の数学が終わるぞ。2日で1年分が終わるとは俺は天才か」と自負した。


さすがに3時になっているので姫もお目覚めかと地下室に戻ると、確り弁当は食べてローン事務所に行っていた。

「じゃ、帰りは月が出る前の夕方近くかな」と、俺は地下室でこれまた苦手の英語の勉強を始めたが、時間がワープしてしまい。気が付いたら夕方過ぎだった。決して寝ていた訳ではない。


「はい、勇ちゃん、夕飯」と姫の声がした。

「なんだ、帰って着ていたのかよ。お仕事お疲れさん。まるで新婚さんみたいだな」と冗談を言うと

「私が働いてどうするのよ。勇ちゃんが確り働かないと、新婚はありえないはよ」と、きつい一言を頂いた。

「さっさと食べて、昨日の続きよ」

「それがさぁ。昨日の分を復習したらすらすら解けちゃったよ。俺って天才かも」と、また自負すると

「本当? 凄い、勇ちゃんは天才かもね。でも天才には努力が必要なのよ。だから今日も頑張りましょう」と俺を励ました。姫は俺を単純な幼稚園児みたいに褒めたら伸びる子供だと思っていたのだが、俺は本当にその通りの子供だったので、その夜もまた朝方まで勉強したのだった。


今日も朝5時に本日の家庭教師が終わった。俺はそのまま地下室の床で寝ていると朝8時に目が覚めてしまった。

「しまった。完全に遅刻だ」と今日も急いで学校へと向かうと一時間目の途中から間に合った。

「遅れて、すいません」と教室に入り席に着くと、チャイムの音で次に気が付いた時は午前の授業が終わっていた。俺は学校にまるで寝るために通っている。

まぁ、こんな生活が数日続いて中間試験の日がやって来て、嵐のように去っていった。


試験の結果だって、数学は満点で学年トップだった。それ以外は全教科が赤点先生だった。でも、俺にはまだまだ追試が残っている。それでも1学期より一番苦手な数学の追試がなくなった分だけ楽になった。ただ、数学はカンニングの疑いをかけられたが。回りは俺よりも余りにも酷いのでカンニングをしても意味がないので、直ぐにその疑いは晴れた。

試験後に普通に授業が始まると俺は皆から「赤点先生から数学先生」と呼ばれるようなっていた。少し昇格したのだろうか。


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