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眠り姫は夢を見ない 共通① 現実主義者
「すぅ……」
星の転送装置が開通され、田舎で緑だらけのスリープス星とシャレオツ都会のドゥーブル星へ繋がった。
「あなた、あの子の制服たのしみね~」
「そうだな母さん」
通えなかった学園に行ける。
それは楽しい学園生活なんかではない。
この悪癖をなんとかする為だ。
「エネイラ、おきて!」
「……おはよう」
立っいるだけで睡魔が襲う。それが生まれついて私の体質だ。
「さあ立つんだ!学園に行けば、お前の苦しみもなんとかなる!」
両親に激を飛ばされ、なんとか学園まで転送された。
「おや、こんなところに絵本でお馴染みのプリンセスがいる」
「ここは森ではない。よって、彼女はただの行き倒れと考えるべきだ」




