告白の続き
「すまない。困らせてしまったね。私から告白したのでは、断りにくいのにね。いや、いいんだよ。言っておきたかっただけなんだ。男に告白されても気持ち悪いだけだよね。」
自嘲するように笑うレオン様を見た瞬間、僕は何も考えられなくなり、つい本音をぶちまけていた。
「いいえ!僕も一目惚れでした!しかも、僕はレオン様が初恋です!でも、僕とレオン様では立場が違うし、僕がレオン様に出来る事だって何もないし!でも、僕はレオン様が好きなんです!初恋は叶わないっていうけれど好きなんです!僕はレオン様の事をほとんど何も知りません!レオン様の事を知りたいし、僕の事も知ってほしいんです!!」
ほとんど一息で言った僕は息をしながら、言ってしまったと顔を青ざめさせた。
しかし、フワリとレオン様の腕に抱き込まれてしまう。
僕は、その温かさと匂いに思わず浸っていると
「とても嬉しいよ。私が初恋だなんて。しかも、私と同じ一目惚れだなんて。これは、きっと、恋の女神が私達を引き合わせたんだよ。君の告白を聞いたら、手放すなんて出来なくなってしまった。どうか、私と付き合って?そして、お互いを知っていこう。」