告白
僕は男性が目の前にいることに、男性の部屋の前で決意した事すら萎んでいきそうになりながら、緊張と胸の高まりを表に出さないように苦心して、
「どのような御用件でしょうか?」
と尋ねた。
……………ええっと…ど、どうしたらいいんだろう?
僕が戸惑っていると、男性はやっと口を開いた。
「私の名は、レオンハルト・フォン・ダイアだ。君にはレオンと呼んでもらいたい。」
「は、はい!レオン様。私は新島夏希と申します。そ、それでどのような御用件か伺ってもよろしいでしょうか?」
「ああ、すまない。……単刀直入に言おう。私は、君を初めて見た時から君を好ましく思っている。」
…………えええええええ?!!
い、いや待て、待て、待て。好ましく思っているっていったんだ。
恋愛としての意味じゃないって。
落ち着け~。落ち着け~。よしっ!
「好きだ。付き合ってほしい。私ならば君を幸せに出来る。お願いだ。イエスと言ってくれ。」
……来たああああああ!!えっ?いいの?
こんな美しい人と、しかも一目惚れで初恋の人に告白されたとか夢じゃないのか!?
夢…夢……じゃない…な。
でも、真面目に考えてレオン様と結ばれて良いんだろうか?
立場が違うし……僕はレオン様に何もしてあげられないし……
そして、レオン様は僕の沈黙をノーだと勘違いしたのか、レオン様は苦しそうに早口で僕が思ってもいない事を言い出した。