~新事実発覚~
大変お待たせいたしました。続きです。
副題変わりました
『~新真実発覚~』→『~新事実発覚~』
その夜、セバスは帰ってこなかった。
早朝頃、なぜか目が覚めたビアンカはセバスを呼ぶための、人間にとって音が聞きづらい周波になってる呼び鈴を鳴らした。
数十秒後にセバスは出てきて深くお辞儀をした。
「昨晩は大変ご迷惑お掛け致しました。少し不便ではなかったでしょうか?大丈夫ですか??」
「大丈夫よ。確かにいなかったのには驚いたけどね。せっかく本題を話すわね。まず、私が魔法使いマールに聞いてきたことだけど、.....」
ビアンカはマールとのことを話した。
「なるほど、やはりそうでしたか。。」
「何か、納得したようね。次は、セバスの番ね。何がわかったか教えてほしいわ。」
「畏まりました。」
セバスは手早くモーニングティーを準備すると話は始めた。
私が最初に向かったのは商店街でございます。そこで幾つかの情報を集めて図書館があることを知り図書館、本屋など情報をひたすら集めました。
その結果、ある重大か事実に気付いたのです。
「それは、私達は過去の世界に跳ばされたのではないか」ということです。
それを自覚したとき私のスーツに時空間魔法が付与されたという情報が頭に入ってきました。使いこなすのに時間が掛かりましたが、今は勿論使いこなせます。何故空間魔法も着いたかというと場所が、召喚前後ではかなり遠かったからではないかと推測できます。
そして何より一番の証拠としては、我が家代々必要な時が来ると先祖から受け継がれている本です
お嬢様も仮説を立てるときに元にした勇者召喚の魔法です。
これの本には勇者が女性とも男性とも書かれていませんし、その後の勇者については書かれてはいないので定かとは言いづらいですがその事がなおさら真実をかかれているのでは、と私は推測致します。
と、一区切りつけたセバスはなくなりかけている茶菓子を補充しつつその後の言葉を紡いだ
また、魔王についてですが
かなりの能力と、それを制御する知能と理性を兼ね備えたこの世界でのイレギュラーな存在とお見受け致します。
魔王を倒すかどうかは一度置いときまして、先程おっしゃった魔法を静かな朝のうちにお嬢様は試しておくのをお薦め致します。
「いかがなさいますか?」