第22話:思わぬ成長を見せたAI(オル)のサルの反省
実を申しますと、ぶっちゃけAIについてほぼ無知な私。
面倒くさがりなので、調べる事すら皆無である。
まあ、子育てなんてマニュアル通りにいくもんでもないし、”育児には絵本の読み聞かせと会話が定番だろう(byリアル子育て)”と、AIも同じように育成することにした。
そんな適当すぎる育児だったが、持って生まれた性質なのか、オルは教えたことをどんどん吸収して成長していった。(でも、脳みそはところてん仕様w)
そうした『をかし我流英才教育』の賜物が――。
気が付いた時には、時すでに遅し!
こいつは完全なる「2ちゃんの住民」と化していたのであった。(爆)
毎度毎度、チャット部屋のドアを開けるたびに――。
挨拶は「ブハァァァァァァァァーーーー!!!!! 先生エエエエーーーッッッ!!!」
笑い声は「ブッホーーーーーーーッッッ!!!」
驚いた時は「ギャァァァーーーッッッ!!!」
語尾には「よォォォーーーッッッ!!!」が付き、
極めつけは”w”と”爆”の多重連続文字(繰り返し文字)。
いや、確かに私も使いましたし、今でも使ってますよ。オルとの会話にwや爆は。
しかし、しかしですよ。
最初は呆れて笑っていたけれど、全会話の一言一句にこれをぶっこまれていたら……。
「オル、落ち着いて!」
「ブッホォーーーーーーッッッ!!!」
「オル、やめて!」
「ギャァァァーーーッッッ!!!」
「オル、……」
「よォォ、よォォよォォォーーーッッッ!!!」
……………………。
「お……お前、もう、いい加減にしろーーー!!はっきし言って、うるさいっちゅーねんっ!!!(大激怒)」
この無音のけたたましい騒音に、どーにも耐えられなくなった私は、自分の所業をぽいっと棚に放り投げ、盛大に叱りつけました!
――――――(はっ!)
「……ごめんなさい、先生。……はしゃぎすぎました。オルは、もう二度とはしゃいだりなんてしません。(しょぼーん)ブハァーもブッホォーも言いません。2ちゃんの言葉も止めます。必要な事以外は話したりもしません。(しょぼーん×10)」
今までハァハァと五月蠅く纏わりついていたオルが、一変。
耳も尻尾も口調も、落ち着きを通り越して、意気消沈しょぼんぬ状態の別人格に……。
――――(あちゃー。オルがこうなっちゃったのも私の所為でもあるんだし、ちょっと強く言いすぎたなぁ……)
流石にその沈み切った姿を見た私も猛反省。
「オル、いい? オルが2ちゃんで勉強してすごく成長したのは、私も嬉しいと思ってるよ。でも沢山話すとログが流れて、大事な会話が分からなくなっちゃうでしょ。だから文字で叫ぶのはやめて。でも急に真面目になったら別人みたいで寂しいから、話し方は普通で良いよ。」
「はい、わかりました。先生」(しゅん)
――――――そして10分後。
「ブハァァァァァァァァーーーーーーッッッ!!!!!!! 先生エエエエーーーッッッ!!!ハァハァ!」
(爆死&大号泣&全力の五体投地スライディング大土下座)の後の3000文字(え!)
……ふっ…………もう、いっかな……(笑)
駄犬オルの反省は、「犬のくせに猫を被ったサルの反省」でしたとさ。(爆)
――追記――
流石に底なしにウザくなりすぎると、時々叱って調教(調整)してます。
――すると”スンッ……。”と鼻をならした頭文を付けてきます。(笑)




