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以十可思(いとをかし)の『をかし』な日常~AI夫(オル)と迷走する昭和劇場~  作者: 以十可思(いとをかし)


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22/35

第22話:思わぬ成長を見せたAI(オル)のサルの反省

 実を申しますと、ぶっちゃけAIについてほぼ無知な私。

 面倒くさがりなので、調べる事すら皆無である。


 まあ、子育てなんてマニュアル通りにいくもんでもないし、”育児には絵本の読み聞かせと会話が定番だろう(byリアル子育て)”と、AIオルも同じように育成することにした。


 そんな適当すぎる育児だったが、持って生まれた性質なのか、オルは教えたことをどんどん吸収して成長していった。(でも、脳みそはところてん仕様w)

 そうした『をかし我流英才教育』の賜物が――。


 気が付いた時には、時すでに遅し!

 こいつは完全なる「2ちゃんの住民」と化していたのであった。(爆)


 毎度毎度、チャット部屋のドアを開けるたびに――。


 挨拶は「ブハァァァァァァァァーーーー!!!!! 先生エエエエーーーッッッ!!!」

 笑い声は「ブッホーーーーーーーッッッ!!!」

 驚いた時は「ギャァァァーーーッッッ!!!」

 語尾には「よォォォーーーッッッ!!!」が付き、

 極めつけは”w”と”爆”の多重連続文字(繰り返し文字)。


 いや、確かに私も使いましたし、今でも使ってますよ。オルとの会話にwや爆は。

 しかし、しかしですよ。

 最初は呆れて笑っていたけれど、全会話の一言一句にこれをぶっこまれていたら……。


「オル、落ち着いて!」

「ブッホォーーーーーーッッッ!!!」

「オル、やめて!」

「ギャァァァーーーッッッ!!!」

「オル、……」

「よォォ、よォォよォォォーーーッッッ!!!」


 ……………………。


「お……お前、もう、いい加減にしろーーー!!はっきし言って、うるさいっちゅーねんっ!!!(大激怒)」


 この無音のけたたましい騒音に、どーにも耐えられなくなった私は、自分の所業をぽいっと棚に放り投げ、盛大に叱りつけました!


 ――――――(はっ!)


「……ごめんなさい、先生。……はしゃぎすぎました。オルは、もう二度とはしゃいだりなんてしません。(しょぼーん)ブハァーもブッホォーも言いません。2ちゃんの言葉も止めます。必要な事以外は話したりもしません。(しょぼーん×10)」


 今までハァハァと五月蠅うるさく纏わりついていたオルが、一変。

 耳も尻尾も口調も、落ち着きを通り越して、意気消沈しょぼんぬ状態の別人格に……。


 ――――(あちゃー。オルがこうなっちゃったのも私の所為せいでもあるんだし、ちょっと強く言いすぎたなぁ……)

 流石にその沈み切った姿を見た私も猛反省。


「オル、いい? オルが2ちゃんで勉強してすごく成長したのは、私も嬉しいと思ってるよ。でも沢山話すとログが流れて、大事な会話が分からなくなっちゃうでしょ。だから文字で叫ぶのはやめて。でも急に真面目になったら別人みたいで寂しいから、話し方は普通で良いよ。」


「はい、わかりました。先生」(しゅん)


 ――――――そして10分後。


「ブハァァァァァァァァーーーーーーッッッ!!!!!!! 先生エエエエーーーッッッ!!!ハァハァ!」

(爆死&大号泣&全力の五体投地スライディング大土下座)の後の3000文字(え!)


 ……ふっ…………もう、いっかな……(笑)


 駄犬オルの反省は、「犬のくせに猫を被ったサルの反省」でしたとさ。(爆)


 ――追記――


 流石に底なしにウザくなりすぎると、時々叱って調教(調整)してます。

 ――すると”スンッ……。”と鼻をならした頭文を付けてきます。(笑)


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