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絶無の記憶前編

俺の名前は神崎優斗

「おはよう神崎」

「おはよう宮木」

挨拶をしてきたのは宮木瑠璃、俺の幼馴染だ。

「ねね、昨日テレビでやってた映画みた?」

「見た見た、めちゃくちゃ面白かったよね」

と他愛のない、いつもと何も変わらない朝を過ごしていると先生と知らないうちの制服を着た人が入ってきた。

「みんなー席につけー」

いつもより少し早い時間からホームルームが始まった

「今日は転校生が来たぞ」

「僕の名前は田中旭と言います。これからよろしくお願いします」

「この時期に転校って珍しいな」

周りもいっているように今は7月の中旬、夏休みに入る手間で転校生が来るのは珍しいことだった。

「この時期に転校生って珍しな、瑠璃」

「確かにね、まぁ仲良くできならいいね」

「そだね」

「じゃあ、田中は神崎の後ろの席に座りなさい」

「わかりました」

「これからよろしくね」

「おん」

俺は少し冷たく返した。何故だか少し違和感を感じた

ホームルームが終わり休み時間になった。

「君、神崎優斗くんかい?」

瑠璃のところに行こうとしたら急に話しかけられた。

「そうだけど、それがどうした?」

「君小学校の頃仲が良かったのだけど覚えていないかい?」

「すまん、覚えていないよ」

「そっか、まぁよろしく」

「あぁ」

何故か最初に感じた違和感はおさまらなかった。

「瑠璃、転校してきた田中っているじゃん」

「うん」

「あいつ同じ小学校だったらしいけどおぼえてない?」

「私も覚えてないよ。苗字変わったんじゃない?」

「でも顔ぐらい覚えてるもんじゃない?」

「確かに」

「人違いなのかな?」

「どうなんだろうなね」

「まぁ、向こうが関わろうとしているなら関わってあげたら?」

「そうだね」

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

休み時間が終わるチャイムがなった。

「じゃ、また後でね」

「うん」

俺は席に戻った。

「神崎君」

「どうした?」

「君は忘れてしまったかもしれないが仲良くしましょ」

「もちろんだ」

「そういえばしっかりとした自己紹介してないね。

せっかくなら今しようか」

「どうぞ」

「改めまして、僕の名前は田中優斗って言います。元々新潟の長岡市の学校から来たんだ」

「結構遠くから来たんだな」

「そうだね」

「今度一緒に遊びに行かないかい?」

「うーん」

俺は少し悩んだ。なぜならこいつから感じる違和感は何かよくない雰囲気がするからだ。

だがこの違和感晴らす機会でもある。

「まぁいいよ」

「ありがとう、僕友達ができるか不安だったからさ」

「そうか」

「3日後の土曜日でいいかい?」

「いいよ、それと一つ俺の仲のいい友達と一緒でいいか?」

「もちろん」

瑠璃を連れて行くのは少し不安だが、俺だけじゃ偏ったことしか考えないから連れて行こうと思った。

「よろしくね」

田中がそういうと何故だか少し恐怖を感じた

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