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神様美里の日常推理~自販機の中におじさんはいない!決して!~

作者: 鴨鷹カトラ

デスクトップパソコンに仕上がったのは、陳腐な小説だった。

自分の作品をにらみつけた後、立ち上がり、アパートの部屋を出て下の自販機に向かう。


あのコーラ、売っているといいな。

神斗美里、23才独身。職業、推理作家。


自販機の前に着いた。残念ながらコーラは無かった。

落胆して帰ろうとした、その時だった。


母親とみられるベビーカーを押す女性と、その息子らしき2才ぐらいの子供がやって来た。

その息子は、次の瞬間、美里と自らの母親を驚愕させる。


「この自販機、中におじさんいるんでしょ?」


◇  ◇  ◇


はい。帰ってきました。

マイホーム、イズ、ベリー、ベリー、グッド。

さっきの子供何を言っていたんだろう?


推理してみよう。推理作家の端くれなのだから!

まず、なぜ自販機の中におじさんが・・・ダメだ。笑いをこらえきれん。

はい!真面目に真面目に!


なぜあの子供が自販機の中におじさんがいると思ったのだろうか。


そういえば、あの母親が押していたベビーカー、息子の推定年齢にそぐわず使い古されていた。

ここである説が浮かんだ。

彼には兄、もしくは姉がいる。


兄、もしくは姉が使っていたベビーカーをそのまま使っているから古く見えたのではないのだろうか?


そして、ベビーカーのタイヤにへばりついていた『竹ノ山』というお菓子の袋。

あれは東野宮遊園地限定のデザインの袋だった。


それに母親が気付いていないことを踏まえると、遊園地に行ったのは1日~2日前だ。

東野宮遊園地には、あの『ヒッキーマウス』がいる。


それを見てはしゃいでいた彼に、兄もしくは姉が、


「あれ、中におじさんいるんだよ」


と言い、幼き彼の純真な心を汚したとしたら。

見た時、兄もしくは姉の姿は確認できなかったため、留守番をさせられる年齢、小学校中学年ほどだということだ。

美里が小学校中学年の頃は、マセたガキとしか言いようがなかった。


◇  ◇  ◇


いいところまで行ったけど、これで終わりというのも何か違う。

あぁ!もうわかんない!テレビでも見るか!


付ける。ニュースでも見ようと思い、MHkにチャンネルを設定する。

ニュースではなく、再放送で『おばあちゃんといっしょ』がやって来た。


見たの久しぶりだな。まだ放送されてたんだ。


自販機の着ぐるみに腕と足と顔だけ出しているおじさんが出てきた。

なんでも『怪人自販機おじさん』というらしい。

これはもしや!


「おばあちゃんヒーロー参上!」


ヒーローの活躍には目もくれず、推理を再開する美里。


◇  ◇  ◇


まとめ


・あの少年が自販機を見ておじさんを連想して口に出したのは、『おばあちゃんといっしょ』を見て、『自販機』『おじさん』この二つの単語が結びつけられたから。

・兄にヒッキーマウスの中のおじさんの存在を告げられたのも大きかったのか?


◇  ◇  ◇


すっきりした。

いつもより、キーボードを打つ手の進みが良い気がする。


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