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昔のアルバム

作者: 杉孝子

ちょっと季節外れになってしまいましたが、過去作なので今回投稿してしまいました。


雪が降ってきた

今年最初の雪が

何もかも埋もれさせてしまう雪

どんな物の上にも降り積もるだろう

分け隔てすることなく

すべての者に


わたしも埋もれてしまうだろうか

すべてが消えてなくなるまで

地上から姿を消してしまうように

一面輝く雪原となるだろうか


幾らあなたのことを書き連ねても

心に残る虚しさは消えやしない

愛が形あるものならば

こんなに苦しまなくてすむのに

全てあなたに捧げることが出来るのに


雪が降る夜は

いつもより寂しくて

あなたのことを想い出す

雪は優しく

静かに積もりだす


朝日が目覚めるとき

そこに銀世界を見るだろう

人々が寝静まっている間に

白い蝶は舞い降りて

地上を覆い隠してしまう


お読み下さりありがとうございました。

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