母を殺しても力は得られない
母を殺しても力は得られません
金のカエルを探しなさい というお話です。
「霊媒師になるために母を殺害する必要があった」
千葉県のマンションで切断された遺体が見つかった事件です。
霊媒師になるために母を殺害する必要があるだろうか、
ということについて、考えていました。
せっかく、小説家になろう当サイトの夏のホラー企画が実施中なので
それにあわせて重ねて何か一本と思っていたのですが、諦めました。
あきらめたので、調べた内容だけを共有いたします。
日本の魔法使い(?)といえば「安倍晴明」が有名です。
現在メディアで語られるのは彼だけかもしれません。
そんな中、私が皆さまにご紹介したいのは「役小角」様です。
役小角は、神仏調和を唱えた方で、日本の山岳信仰の祖です。
中臣鎌足あるいは藤原鎌足の病気を呪術で治すなどのパワーを持っています。
彼は鬼神を使役します。前鬼、後鬼が有名です。
里見八犬伝や魔界水滸伝など、多くの物語にも登場しますね。
死後、石鎚山の天狗として現在も信仰を集めています。
彼が法力を持ったきっかけがWikipediaにも記載されています
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奥田の伝説
大和高田市奥田の伝説「奥田蓮池の一つ眼蛙」によると、
役行者の母・刀良女は、奥田の蓮池で病を養っていたが、ある夏、捨篠神社へ参ると、蛙の鳴き声が聞こえ、光輝く池の蓮の茎が伸び、2つの白蓮が咲き、そこには金色の蛙が歌っていた。
そこで刀良女は何気なく萱を一本抜きとって蛙に向かって投げたところ、蛙の片目に当たってしまい、射貫かれた蛙はそのまま水中深く潜ってしまった。
その瞬間、池面をいろどった五色の露も一茎二華の白蓮も消え、蛙は醜い褐色色になって浮かんで来た。
刀良女は自責の念から病が重くなり、42歳で亡くなる。母を亡くした役行者は発心して修験道を開き、吉野山に入ると、吉野山蔵王権現を崇め、蛙の追善供養を行い、母の菩提を弔った。毎年、7月7日には、山伏が吉野に来て、ここの行者堂と刀良女塚に香や花を献じ、蓮池の蓮180本を切り取って、蔵王堂から大峯山までの街道に祀られる祠堂に蓮を献じて、蛙の供養をした。 この伝説では役行者の母の没した年齢、および修験道を開いたきっかけが、母を亡くしたこととして語られている。
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「修験道を開いたきっかけが母を亡くしたこととして語られている」
この点で、千葉の事件と役小角が近いのかと連想しました。
しかし、このエピソードを読んでわかるとおり、母の死と修験パワーに関連性は薄く、どちらかというと、金のカエルに不思議パワーがあるといえるでしょう。
千葉の事件から、
「母を殺してはいけません、金のカエルを探しなさい」
という話を考えたかったのですが、私の能力では無理でした。
なんにせよ、役小角は、山岳信仰の祖であり、神仏習合の祖でもあるのです。
日本人がなぜ富士山に登りたいと思うか、なぜご来光が大切なものであると感じるのか、
その根底にあるのは役小角の教えですので、もっとキャラクターとして登場しても良いと思います。
ちなみに、彼が用いる呪法は「孔雀明王」の呪法だそうです。
孔雀明王は…… 孔雀はコブラなどの毒ヘビを食べる。そのため「悪いものを退治する美しい鳥」として信仰されたそうです。
悪いものを退治する美しいもの。
素敵ですね。
様々なところで便利に使用できそうです。
金のカエル……FF9のク族の沼でクイナがカエル取りをしますね。
クイナのテーマは青魔法。敵のアビリティを利用して有利に戦闘をすすめます。
孔雀がコブラを食べることと、クイナが食いしん坊なところがリンクしているようです。
乱文ですみませんでした。
みなさんのお役に立てたら幸いです。
それではまた。
そんなこと知ってるよ!
という方には申し訳ありませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします