表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘密の仮面の勇者様  作者: 鈴牧夏夜
5/12

4.

「今日の夜みんなで集まって話さない?今後のことについて」


「…っ」


「まず現状を整理しよう?それで…それで、みんなでどうするか決めよう。あのお姫様達を憎んでいても何も変わらないし、わたしがみんなを集めるからはまn((ドンッ……浜菜?」


「どうしてそんなに冷静でいられるわけ?」


私は壁を叩いた。あぁ、やってしまった。あの子は何も悪くないのに。でも止まれない


「なんなの?なんで受け入れてんの?なんで落ち着いていられるの?意味わかんないんだけど。」


「浜菜あのねっ…」


「私は!…私は許せないっ…勝手に異世界に呼んだあの人たちも、もう家族にも友達にも会えない事実も!」


また涙が溢れてくる。あぁ私最近泣き虫だな。もう泣かないって決めてたのに。そんなこと考えてたら不意にあの子に横から抱きつかれた。


「……ごめんね」


「……もおぉぉぉぉなんで謝るのぉぉぉぉ!!!!」


「ふふっなんでだろうね?…浜菜。私が何とかするからさ。だからね、一緒に行こう?」


あぁ、ずるいな。私がその言い方に弱いことを知ってるくせに。何?その確信した顔は。ほんとずるい……でも、


「1人になんかさせないから!」


私はそう言って異世界に来てからはじめて笑った。


読んでくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ