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秘密の仮面の勇者様  作者: 鈴牧夏夜
11/12

1.

「えぇ〜っと…これどうすんの??」


今あたしたちは大きな広間のようなところにいるのだが…

あっちではそこらじゅうが凍り、そっちでは動物と戯れ、奥では大きくなった火をロボットが消している…まぁかくいうあたしも水浸しなんだけどね…


「ハックション!あぁ〜もう!なんでこんなことになってのよ!」


時は3日前まで遡る……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


自己紹介をした後あたし達は簡単にこれからやることの説明を受けた。


「それで、あたし達は何をすればいいんですか?」

「勇者様には、それぞれ得意とする魔法の種類がある。あなた方にはまず、得意魔法が何かを調べてもらいたい。」

「魔法!やっぱりあたし達皆魔法がつかえるんですか?」

「そうだな、魔法自体はは多くのものが使える。しかし、それとは別に勇者様には、勇者の力が備わっている。これからは主に魔法の訓練をしてもらい、勇者の力を覚醒してもらいたい。力の覚醒は、何がきっかけに起こるかは分からないが、過去に多いのは誰かを助けるためやピンチを乗り切るためだな。」


なるほど、なるほど勇者の力か…あたしの属性がなんだかワクワクしてきた!


「分かりました!で、えーとどこで訓練するんですか?」

「わたくしがご案内させて頂きます。こちらへどうぞ。」


ハーモニーさんについて行きながら私はずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。


「あの、ハーモニーさ…姫、聞きたいことがあるのですが…」

「どうされましたか?保乃様」

「様!?いやいや様なんて付けないでください!恥ずかしいし…それに、ハーモニー姫見た感じ同い年ぐらいですよね?」

「そうですね、歳は今年で17になります。」

「じゃあやっぱり同い年だ!敬語も辞めてよ!あたしも辞めるからさ!」

「…分かったわ。できる限りやめてみますね。」

「うん!仲良くしよ!あっ!あとさ、ハーモニーって呼んでもいいかな??あたしも保乃でいいから!」

「あ!じゃあわたしも千夏って呼んで!みんなもいいよね?」

「いいよ〜」「はーい」「うん」等々

「分かりま……分かったわ。よろしくね。保乃さん、千夏さん」

「うん!よろしく!ハーモニー!」

「よろしくね〜!」

「私あの二人のコミュ力についてけないわ…」

「それで、保乃さん。聞きたいことって何かしら?」

「あ!そうそう。あのさ、勇者の仕事ってなんなのかな〜って思って」

「勇者様の仕事ですか…実は、特にこれといった決まったものがある訳では無いのよ。勇者様のやりたいこと、守りたいことをしていくと、結果的に国が平和になるって感じかしら。もちろん、こちらから仕事のお願いをすることもあるのだけど。」

「ふ〜〜ん?いるだけでラッキーみたいな?」

「そうね、それとはまた違うのだけれど概ねそんな感じかしらね。」

「じゃあこの国はちょーラッキーってことね!」


まぁ要するにやりたいことを見つけなさいってことよね…あたしのやりたいことってなんなんだろう?まぁそのうち見つかるか!


「千夏さんは何か気になることはありますか?考え込んでいるようでしたけど…」

「あ!やりたいことってなにかなぁ〜って考えてたんだ!」

「そうだったんですね、皆さんまたなにかありましたら遠慮なくお尋ねください。」


そうこうしているうちにあたし達はこれまた広い場所に来た。周りにステンドグラスがあって前には大きな祭壇がある。そして、その祭壇の前には1人の老人が横たわって…横たわって!?


「え!?ちょ、だれ!てか生きてる!?」

「まったくもう…お師匠様ったら…」


そう言ってハーモニーは老人に近づいていった。


「お師匠様!!起きてください!勇者様方がいらしてますよ!」

「んんん〜あと、5分…」

「あと5分じゃありません!今すぐ起きてください!」

「はいはい、まったくハーモニーはうるさいんだから」

「お師匠のせいでしょ!」


ハーモニーそんな大きな声出るんだ。というかこの人は誰だ?

「えーとハーモニー?この人は誰?」

「お見苦しいところをお見せしました。こちらは、わたくしの師匠であり、この国1の魔法の使い手、大賢者エハビット・ウォーダー様です。」

読んでくださりありがとうございました。

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