王女様の決意!
ハヌリーロ宮殿に転移されたヤスケはユフラの命令で馬小屋に繋がれた。
「ヤスケをしばらく休ませる! 兵士どもよ、アンドマンが戻って来ないことを想定して、宮殿を警護せよ!」
ユフラは各隊長に警護箇所を詳しく伝えると、宮殿へと向かった。
「サティル博士! サティルはどごじゃ!」
ユフラは通りかかる全ての者にサティル博士の居所を訪ねた。
「え〰い。こんな大事な時にどこをほっつき歩いておるのだ?」
ヒレンエはユフラを諌めようとするが、サティル博士に止められて食糧の確認に向かった。
「ユフラ様、私をお探しだとか?」
「おお、探したぞ。アンドマンがまた危機におちいったらしい。もしもに備えて、アナーク王国に伝わる武器や術などを我に授けよ」
サティル博士は大きくうなずくと共に、アナーク王国の全滅も覚悟した。
「ユフラ様、あなたの判断一つで我が国が滅びるかも知れない。そのご覚悟はお有りか?」
「無論じゃ! たとえ我が国が滅びようと民が死に絶えようと、最後までギデハ一味、否ブーガル帝国の末裔と戦った事は歴史が証明してくれるであろう」
サティル博士は禁断の書庫へユフラを案内した。
「ユフラ様、この書庫にはアナーク王国の全てが書かれた書物がある。千年前の古代文字で書かれたものもあるが、そなたなら読めるであろう」
サティル博士は足早に書庫から立ち去った。
「サティルめ、見ているがいい」
ユフラは水晶玉を取り出し、呪文を唱えながら書物の解読を始めたのである。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
アンドマンの危機を想定し、ユフラ王女はアナーク王国に伝わる「何か」を自らに課そうとしますが、ちょっと様子が?
民が死に絶えようともって、異世界には人権って無いのでしょうか?
さあ、今回もやります。
アンドマン・スペックその8
アンドクリスタル・・・アンドマンの額に出現する半球状の特殊器官。あらゆる状況でエネルギーを吸収し、様々な光線を発射する。サーチライトや複眼の役目も果たす。
本作の他、
良寛さんにはなれない
先輩を高杉クンと呼んだ夏
阪下駅のおにぎり屋
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次回もお楽しみに!




