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突入! 邪念空間

 桃馬はヤスケに跨がりガゾラ城へと向かっていた。

 サティル博士によれば、かつて帝王ガルが住んでいた城で魔神ブーガが封印されていると言う。


「この城には何人(なんぴと)たりとも足を踏み入れてはならぬ」


 石碑にはそう記されているのだが、ギデハ大公は「呪わば呪え!」と一味を率いてガゾラ城を居城とした。


「ガゾラ城へは行かさぬ!」


 桃馬は手綱を引いてヤスケを止めた。


「グラスオフ!」

 

 桃馬はメガネを外して、アンドマンとなった。


「姿を現せ!」


 アンドマンは敵の気配を強く感じていた。


「アンドマンよ、その馬とともにハヌリーロ宮殿へ戻るのだ」

「ギデハ一味がアナーク王国乗っ取りをあきらめ、どこか遠い国にでも行けば戻ってもいいが」

「出来ぬ相談だ。あの土地は元々ブーガル帝国の支配地」

「石碑にはタプハを狙っていたとしか書かれてない!」

「サティルに教わったか? あの老いぼれめ」


 アンドマンの周囲をトランプのようなカードが数十枚舞って彼の視界を奪った。


「また姿を見せないつもりか!」 


 アンドマンは額のアンドクリスタルから光線を放ち、カードを一瞬にして焼き尽くした。


「このセラドルのカードを一気に焼き払うとは、さすがはアンドマンだ」


 一畳くらいのカードがアンドマンらの前に現れたかと思うとすぐに消えた。そして姿を現したのはセラドル神官である。


「ギデハ一味か?」

「私はセラドル神官、パウマやワグルらの御魂を慰めるため、そなたには死んでもらう」

「原因はギデハにあると思うが」

「笑止千万!」


 アンドマンはギデハ一味に理屈を問うても仕方無いと感じた。


「アンドマンよ、この式神(陰陽師が使役する鬼神といわれている)達が相手だ」


 セラドル神官は左手をアンドマンに向け、カードを三枚浮かび上がらせた。


「あのカードに式神が封印されているのか?」


 アンドマン、否桃馬は高校時代に安倍晴明をモチーフとしたマンガを同人誌に投稿したことがあるのだ。


「行け!」


 セラドル神官はカードに念を送り、アンドマンの元へと飛ばした。


「ヤスケ、宮殿に戻っていろ!」


 アンドマンはジャンプすると同時にマントでヤスケを包み、ハヌリーロ宮殿へと瞬間移動させた。


「翼はもげたな」


 セラドル神官は、アンドマンの周囲に異空間を発生させた。


「アンドマンよ、我が邪念空間で式神達の餌食になるがよい」


 アンドマンは「邪念空間」と言うネーミングで、ギデハ一味が多少なりとも良心の呵責があるのかと疑問を抱いた。自ら邪念と言うくらいだから。


「邪念こそ我等の力の源、我が式神達は邪念空間で本来の力を発揮するのだ」


 アンドマンはギデハ一味に気を使う事をやめた。


「マントが戻るのを待っている余裕は無いな。ようし、アンドマンの能力を試してやる!」


 セラドル神官はカードを空飛ぶ絨毯代わりにして、邪念空間へと突入していった。


「ヤスケ、王女様達を頼んだぞ」


 アンドマン、否桃馬はどんな危険が潜んでいるにもかかわらず、邪念空間に飛び込もうとしている自分が信じられなかった。


「遺伝子が活性化されたからか?」


 アンドマンはバンジージャンプの如く、邪念空間へと飛び込んだ。アンドマンの姿がなくなると、邪念空間も又その場から消えていった。

 


 


 

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。


マントが無しで邪念空間へと飛び込んだアンドマンの運命や如何に?


セラドル神官が操る式神とは?


邪念空間でアンドマンの新たな能力が発揮されるのか?


さあ、今回もやります。


アンドマン・スペックその7


アンドイヤー・・・10km四方の針が落ちる音まで聴く事が可能。その都度聴力を切り替える。


では、次回もお楽しみに!

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