『思考の末の、思想脱却』・・・『詩の群れ』から
『思考の末の、思想脱却』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は今日も、思考していたよ、だろうだ。
だろう、考え過ぎにも、程があるんだろう、だろうだ。
そうだ、考え過ぎはよくないな、シンプルな答えが、一番さ。
だろうだ、それは、一つの思想になりはしまいか、え?
㈡
なんだって、一体、どんな思想になるんだい、だろうだ。
それは、考え過ぎはよくない、という思想さ、だろうだ。
だろ、そう言うと思ったよ、我々はやはり、我々さ、難しくない、我々さ。
成程な、類まれな、自然な世界さ、だろうだ。
㈢
つまりは、思考の末の、思想脱却ってことで、今度はその思想を脱却するぞ、だろうだ。
だろうだろうだ、その脱却すら思想で、一致団結だろうだろうだ。